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前回のお話
春樹に刺されて死んでしまった優花
ついに今回が最終話となります
死後の世界
優花
ここは…？
優花
どこなの？
里花
優花！
里花
良かった、やっと起きたね
里花
起きなかったら危なかったよ
優花
え…里花？
優花
どうして
優花
ここはどこなの？
里花
ここは死後の世界。
里花
死んだ人はここへ送られるの
優花
へぇ
優花
じゃあ、私は死んだんだね
里花
そうだね
里花
でも、危なかったよ
優花
何が？
里花
ここへ来たら、皆最初は寝ているの
里花
もし、全く目覚めなかった場合、
里花
あそこにある城の王が命令して、
里花
連れ去ってしまうの
里花
もう、二度と戻ってこれない所へ
優花
…
里花
そこへ行ったらね、
里花
生まれ変わる事も不可能なんだって
里花
大変だよね
里花
死んでるのに、
里花
いろいろ命令されて、
里花
全部できないと、
里花
今度は永遠の眠りについてしまう…
里花
もう、ゴミになるって事だね
優花
そうなんだ
優花
起きて良かった…
優花
で、
優花
私どうしたら良いの？
里花
普通に、自由にして良いんだよ
優花
へぇ
里花
なんでもね…
優花
(なんでも…)
優花
(もし、生きてる世界が見れたら…)
里花
春樹のいる世界を見たい？
里花
でしょ？
優花
えっ
優花
あ…うん
優花
(なんで分かったの…？)
里花
じゃ、こっちにおいデ
優花
里花…？
里花
ん？
優花
なんか今、ロボットみたいな声しなかった？
里花
気のせいだヨ！
里花
ワタシは私ダもん!!
優花
そ、そうかな
優花
どんどんおかしくなってきてるよね？
里花
もう、やだ。
里花
これはリカノタメﾅﾉﾆ……ｯ!
優花
り、里花？
里花
ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ,ﾜﾀｼﾊﾓｳﾑﾘﾅﾖｳﾃﾞｽ.
里花
ﾘｶｻﾝ,ﾔｸｿｸｦﾊﾀｾｽﾞ,ｽﾐﾏｾﾝ
優花
え、私は里花じゃないけど…
優花
なんなの？
里花
ｴｯ
里花
ｱﾅﾀﾊﾕｳｶﾃﾞｽｶ?
里花
ﾅﾗ,ｲｳｺﾄｶﾞｱﾘﾏｽ.
優花
何？
里花
ﾅﾝﾃﾞﾓｯﾄﾊﾔｸｼﾅﾅｶｯﾀﾉ??
里花
ﾜﾀｼﾉｼｺﾞﾄｶﾞﾃﾞｷﾅｶｯﾀﾃﾞｼｮ？
里花
ﾓｳ,ﾜﾀｼﾊｷｴﾃｼﾏｲﾏｽｹﾄﾞ,
里花
ﾎﾝﾄﾆ,ｱｷﾚﾏｼﾀﾖ.
里花
ｻﾖﾅﾗ…………
優花
里花!!
優花
いや、これは里花じゃない…
優花
里花に似せた、ロボットだ…
春樹
里花、もう大丈夫だよ
里花
本当!?
里花
もう大丈夫？
春樹
あぁ、優花はもういないよ
春樹
俺に似せたロボットが殺しといたから
春樹
お前に似せたロボットも、
春樹
きっと上手くやってるよ
里花
そっかー
里花
なら良かった
春樹
これで邪魔されないね
里花
好きだよ、春樹。
里花
もう離さないから
春樹
ちょ、里花!?
里花
離したくないの
里花
でもね、今の春樹はうるさいよ
里花
おとなしくなってもらうには、
里花
この方法が一番だよね
春樹
ぐっ！
春樹
里花っ！
春樹
やめろぉぉぉ!!!!
里花
里花
ありがとう、ロボット里花。
里花
おかげでやっと一人になれるよ
里花
春樹なんて、嫌いだったし、
里花
やっぱり、春樹にロボットを好きになってもらって、
里花
しかもロボットを作ってもらって、
里花
大成功だよ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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