それは知らない朝、目を開けて一番に視界に飛び込んで来たのは、 いつもの清々しい朝日が照りつける自室だろうか
いいや、そうではない。 見覚えのない寝室だった。
あなた
私は家族と旅行に来ていたはず そして,ホテルに泊まって…
そうだ! 私の家族は無事だろうか?!
私はあたりを見渡す どうやら、この部屋には窓がないようだ。 あるものは、錆びたベットとドア、
それも内側から鍵のかかったドアだ。
私はこの事件性と身の危険性を考慮し、 ここから出た方がいいのか 待機するべきなのか迷ったが
多少危険ではあるものの ドアの外に出てみる事にした
あなた
しかしまず外に出るにはドアを開けなければならない 鍵を探そう。
私はまずベット付近を探した と言ってもそこしか探す場所はないが…
あなた
いや、裏側になにか、、
ベットの裏側を覗くと、何かで掘ったような歪な文字があった。 しかし古びていてよく読めない。
あなた
読めた文字はこれだけ だが、今自分の状況と合わせると 『ココカラデロ』 だろう
でも一体誰が?
よく見るとベット裏の木が腐って取れかかっていた 引きちぎって取ってみると、 なんと木で掘られた鍵ではないか
少しトントン拍子に事が進みすぎている気がするが、 緊張しながらゆっくりと丁寧に 鍵穴に鍵を差し込んだ。
するとドアが開いた。
あなた
しかし開いたドアの前には見たこともない ”豚のようななにか” がいた
私は見た その”なにか”がナプキンを付けていること、 口が真っ赤に染まっていること、 奥の廊下に同じようなドアと血痕があるのを
ああ…私は理解した あのベットの下に掘ってあった文字は
ココカラデロ
ではなく
ココニカクレロ だったのだ
…
そもそも、あの鍵は何だったのだろうか 何のために
まさか気づいていたのだろうか 文字があることを
わざと掘ってあったのだろうか あの鍵を
私のような馬鹿が舞い上がったのを見たいのか?
分からない
まあ私にはもうそのことを考える脳はないが…
白い部屋の人々は順転する 大家と共に これからもずっと、ずぅっと…
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KARASHI様、お久しぶりです。受検が終わりTELLERに戻って参りました、魑魅です。受検中の機種変更のトラブルにより、こちらの魑魅のアカウントが使えなくなってしまったことを、ここでお知らせします。詳細やその他の連絡は近日今のアカウントのストーリーに書きますので、これからもよろしくお願いします🙋♀ なんだか、最後までよく分からないところがモヤッとして怖い話ですね…。
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