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ゆず
紅葉(もみじ)
"それ"
…え?
"それ"
東山家が僕を呪って僕は"それ"になったって白いモヤモヤが言ってた。
でも、松里くんはそんな子じゃない。
それに…松里くんは傍にいるだけで凄く暖かいから。
"それ"
俯く僕の顔をのぞきこんで白いモヤモヤは僕の手を握った。
"それ"
"それ"
紅葉(もみじ)
みーくんに松里くんについて相談した時、なんで気づかなかったんだろう。
こんなにも理解しちゃえば単純でとっても暖かい想いなのに…
けど、素直に喜べない。
だって、みーくんが僕を見る目は松里くんを見ている時の僕と似てるから。
みーくんはもう、何千年も僕のことを強く想ってくれているってことになる。
"それ"
紅葉(もみじ)
白いモヤモヤは黙って聞いていた。
紅葉(もみじ)
"それ"
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
僕は僕の気持ちを優先した。
"それ"
"それ"
しばらく沈黙が続いた時、僕は口を開いた。
紅葉(もみじ)
"それ"
紅葉(もみじ)
"それ"
紅葉(もみじ)
切なくてたまらないこの思いは誰にもぶつけることが出来なくて…
笑って泣きそうな顔を誤魔化した。