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2件
葡萄組は最高!!!
bl 回想多 お話短め 内容薄め 超微キャラ崩壊....? ちょい謎いかも 甘々(?) 要素あり
上記のことが理解できた方々
いってらっしゃい
もう
なんでもいいと思った
こんな世の中クソだと
俺は心のどこかで強く思った
親に捨てられ孤児院で成長した俺は
学校ではいじめられ
孤児院ではこき扱われた
唯一、俺の味方だった孤児院のかっこいい彼は
グレて俺の前から消えた
こんな人生などどうなってもいい
俺はあの彼の背中を追うように
孤児院からありったけのお金と
自分のバックを持って
緑のオーバーパーカーを羽織って外へと出た
シャークん
秋に近づいた今、外は少し肌寒かった
俺は迷うことなくコンビニへと速足で真っ直ぐ前を向いて歩いていく
ピロンピロン
深夜に煌々と光るそこに入れば軽快な音と気だるそうな特徴のある声
俺は少し奥にあった軽い携帯用ナイフを手に取り、レジへと行く
シャークん
細身で小さい俺は今年で成人したにも関わらずこういう時に引っかかってしまう
シャークん
俺はバックからもう一生使わないであろう大学の生徒証を見せ、吸ったことも持ったこともないタバコを受け取った
俺は無造作にお金を突っ込まれた財布から素早く1000円札を出し、品を持った
シャークん
キッパリと断り俺は出口へと足を向けた
ピロンピロン
俺が向かうのは治安が悪いと言われている俺の住む街の一角
シャークん
俺何してんだろ
来たこともないような暗い道を進んで
誰もいない道を歩いていけば
体の大きい男が数名たむろっていた
何を話しているのかもわからないくらいの距離
彼らはタバコをくわえはがら談笑していた
彼も.....
あのようにタバコを吸っているだろうか
俺は大好きな彼を思い浮かべながら細い道へと入っていく
いくつもの古びた電灯のあるその細い道に人は誰もいなかった
シャークん
俺はバックに入れていたタバコとナイフを取り出した
カパ....
ナイフを左手に、俺はタバコの箱を開ける
見慣れないタバコを一つ取り出して
孤児院にあったライターで火をつけた
フワッ....
火のついたタバコからは特有のにおいがしてくる
彼は
きっとこれが好きなんだ
俺だって
彼に近づけるんだったら
シャークん
苦手なその香りを無視するように俺をタバコを口につけた
シャークん
喉が焼けるように痛くなり息がしづらくなる
シャークん
どうにか咳を鎮めて
右手にあるタバコにもう一度口をつけようとした
ガシッ!
シャークん
突然背後から右手を掴まれタバコが口から離れていく
シャークん
バッ
俺は震える左手でナイフを構え直し後ろを素早く振り向いた
シャークん
しかし俺は左手を振りかざすことはできなかった
スマイル
俺の右手を掴んだ彼は
俺の大好きな彼だったから
シャークん
スマイル
スマイル
彼は俺の右手からタバコを奪い取り地面へと放り投げた
シャークん
俺は地面へと落ちるタバコを追うように膝をついた
スマイル
まだ追いつけていない
かっこいい彼はまた離れていっちゃう
俺は必死に彼の足元からタバコを拾う
スマイル
スマイル
彼は叱るように俺の腕を引っ張った
シャークん
予想外のことにさっき治った喉の痛みがぶり返し咳が出る
スマイル
スマイル
彼は威圧的な声質でそう言った
同じでいたい
俺はほとんど力の入っていない左腕を持ち上げ彼にナイフの先を向けた
スマイル
一緒にいたい
見放されたくない
俺は震える体を顔を持ち上げて彼を必死に睨んだ
スマイル
スマイル
彼は何にも怯えず俺の左手から軽々ナイフを奪い取った
シャークん
スマイル
彼は呆れたように、でも穏やかに笑って俺を見た
シャークん
何故か俺の頬を大粒の涙が流れていく
スマイル
スマイル
いつも無口だった彼は俺を慰めるように優しい言葉を言って
シャークん
スマイル
彼はしんみりと情に浸かるように俺の肩を掴み俺の体を包んだ
シャークん
シャークん
もう嗚咽が堪えられなくて
スマイル
彼に必死にしがみついた
スマイル
彼は俺の背中をゆっくり撫でてくれた
シャークん
スマイル
シャークん
小さい子みたいなことを彼の腕の中で必死に言う
スマイル
スマイル
彼はそんなことを言って俺を抱え上げどこかへと歩き出した
スマイル
俺は暖かくて安心できるその腕の中でゆっくりと意識を落とした
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん
ミッぼん