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鬱の守護神

元兄さん

グルッペン

...ふむ、呼んでくれるのか

トントン

待て待て!

トントン

どういうことや!?

エーミール

理解できてないんですが

コネシマ

ん....?

コネシマ

こいつって守護神よな?

グルッペン

元は人間だ

グルッペン

そうだろ?ルリ

ルリ

そうですね....

ルリ

グルッぺン兄さん

コネシマ

ということは

コネシマ

つまり2人は兄妹!?

ルリ

義理なんですけどね

グルッペン

まぁ私たちの話は後だろう?

ルリ

後でもしたくないですよ

ルリ

本当に起こすつもり...?

グルッペン

あぁ、そんなに不安か

ルリ

夢の方が幸せに決まってる

ルリ

私は見てきた。彼の辛く酷い日々を

ルリ

貴方は知らない

ルリは守護神として見てきた日々を 脳内で再生した。 その中には、鬱に酷い扱いをする彼らが居る

「無能!お前ホンマ何も出来ねぇな!」

「っ、!!」

「書類も出来ん無能はいらんわ」

「すまん、すまんなぁ....」

書類していた鬱に バシャッと水が掛けられた。 その日はちょうど雨が降っており、気温は低かった

「!!つめたっ」

「あーあ、書類ダメにしたやん」

「いや、それは....」

「は?無能が避けんかったんが悪いやん」

「え、.....」

「その書類、一からやり直しやな!」

「........」

「トントンに怒られんよう頑張れよ!(笑」

「.....おん、頑張るわ」

水を掛けられ、凍えながらも 書類を間に合わせようと 服も着替えず書類をする鬱

ルリ

.........

そんな過去の出来事を思い浮かべていたルリは 顔を顰め、やはり覚めさせるべきではないと、 改め直した

ルリ

やめて、夢から覚まさないで

ルリ

兄さんは何も知らないんだよ

ルリ

彼はもう十分苦しんだ、もう幸せな夢を見せてあげて

グルッペン

....ルリ、夢は偽物だ

グルッペン

お前が一番、分かってるだろ?

ルリ

っ!!.......

ルリ

分かってるよ、そんなこと...

ルリ

私が一番分かってるよ...

ルリ

夢は偽物、完璧には満足出来ない

ルリ

でも、でも!!それは彼にとって...!

グルッペン

ルリ、鬱を思うなら、その夢に居させるべきではない

ルリ

......じゃあ、どうすればいいの

ルリ

彼が泣いているとき、私は助けられなかった

ルリ

彼が辛い思いをしてるとき、仲間を求めたとき

ルリ

私は、....助けられなかったんだよ

ルリ

やっと、彼が笑顔になってくれたんだよ、?

ルリ

もう、あの笑顔を...曇らせたくない

グルッペン

......そうか、なら

グルッペン

『夢よりも幸せにする』という誓約を結ぼう

ルリ

はぁ!?

ルリ

その言葉の意味分かってる!?

グルッペン

だから使ってるんだろう?

ルリ

.......っ!!

ルリ

破ったら死ぬんだよ、兄さん

みんな

えっ!?!?

グルッペン

それほどに幸せにするということだ

グルッペン

私は誓約をした

グルッペン

誓約を信じられないか?

ルリ

誓約だよ?信じるに決まってる....

ルリ

......兄さん、必ず、必ずだよ

ルリ

彼を....

ルリ

'' お兄ちゃん '' を、幸せにして

ルリ

絶対にね。それが出来るなら

ルリ

私はもう、何も言わないよ....

グルッペン

もう行くのか?

ルリ

私の出番は終わりだよ

ルリ

幸せにしてね、見守ってるから

そう言い残し、ルリは徐々に消えていった

グルッペン

当たり前だ

グルッペン

お前たち、鬱が起きたら謝るんだぞ?

みんな

おう/はい!

グルッペン

鬱、起きろ

グルッペン

仲間が待ってるぞ

鬱、起きろ

仲間が待ってるぞ

え?

あ....グルちゃんの声や

ぁ...ぁああああぁ

グルちゃん、手暖かいな

ここでも分かるわ

...行かんとな

コネシマ?

行くのか....?

おん、じゃあな

もう1人の相棒

コネシマ?

向こうでも笑えよな!

勿論やん!

ずっと閉ざされていた鬱の目が ゆっくりと開いた

みんな

!!!

グルッペン

夢は良かったか?鬱

おん...でもこっちの方がええわ

グルッペン

それなら良かったゾ

コネシマ

すまん、すまんかった!!!

ええよ...ww

ゾム

.....

ロボロ

.....

くろまる

↑ゾムとロボロは記憶がありませんでしたね

グルッペン

なんだ、鬱が分からないか?

ゾム

頭が痛いねん...

ロボロ

ゾムもか?

グルッペン

ほぉ...ルリの仕業だな?

グルッペンは片手で、狐のような手を作り 二人の額に向かってピンッ!と弾いた

ゾム

いてっ!!

ロボロ

いったぁ!?

グルッペン

デコピンしただけだゾ

グルッペン

思い出したか?馬鹿ども

ゾム

あ...

ロボロ

!!

ロボロ

大先生!本当すまん

ゾム

俺もずっとすまん!

ええよええよ

.....あの子は?

グルッペン

あの子?

グルッペン

ルリのことか?

ルリ?

あ....

うぁッ....る、り...

ぼくっ...僕はルリのこと見殺したのに

僕、助けられてた!!僕は!

グルッペン

あいつはお前のこと恨んでなんかいないから大丈夫だ

グルッペン

それにお前は殺していない

グルッペン

あれで良かったんだ

グルッペン

ルリはそれを望んでいた。だから、あの言葉を残していた

そう、やな.....

....ルリ、ごめんな、ありがとう

グルッペン

鬱、本当によく戻ってきた

っ!!

みんな

.....大先生/鬱!!

みなが一斉に鬱に抱き着き、 笑顔を浮かべた

ふ、はは....やっぱ、笑顔が1番やな

僕、めっちゃ幸せや

ありがとな

........お前ら、兄さん、ルリ

嗚呼、ずっとずっとこの幸せが続きますように

いや、続かせるんや

ルリのためにも。

ルリ、ほんまに大好きやで

一生な

もう悲しくなんかない

夢から.....

覚めた先は幸福や!!

くろまる

お疲れ様でしたぁ!!

くろまる

【悲しいね、無能くん】を読んで頂きありがとうございました!

くろまる

夢から、覚めた先は幸福か?

くろまる

その答えは、

くろまる

覚めた先は幸福でした!

くろまる

イェーイ!無事完結!

くろまる

皆さんのハートやコメント凄い励みになりました

くろまる

特にコメント!!本当に嬉しかったです!

くろまる

コメントがあるとやる気度が全く違いますね!!

くろまる

コメントしてくれた方々ありがとうございました!

くろまる

ハートも合計1000を超えており、嬉しいです!

くろまる

無事ハッピーエンド!ということで!!

くろまる

本編でルリに関する要素があったので過去編が出るかもしれません
↑随分後になる気がしますが!あまり期待しないで下さいm(_ _)m

くろまる

新たな連載も書いているので、それも楽しみにしていて下さい!

くろまる

次の連載は、不思議系?というかなんというか...?

くろまる

まぁ!また新たな連載でお会いしましょう!!

くろまる

((ヾ( ◍´꒳`◍ )マタネー

悲しいね、無能くん

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