俺の家はいつも1人だった
お父さんはいない、 いわゆる シングルマザーというものだ
お父さんはお母さんと不倫していたらしい 俺ができてからお父さんは俺たちの目から消えた
行方は分からない、お母さんはお父さんから逃げられて毎日俺を見る度に嫌気が 指すんだって
だから毎日のように殴られている
らん母
なんかい言わせんのよ!!バカじゃないの!?ドン
らん
あ"っ、、、ドサ
らん
っ、、、ぐっ、、、
お腹が痛い角にあたった衝撃で、 俺は、お腹を抑えてうずくまった
らん母
バシン!!
らん母
お前がいるせいで全部台無しなんだよ!!産んだ私が馬鹿だったよ!!
らん
、、、じゃぁ"、な"んで産んだの"、、、
声はカスカスでお母さんには届かなかった
怒鳴り声と食器が割れる音、泣きそうになっても泣けない、泣いたらもっと殴られるから。 手が震える、体も冷たい、心はもっと冷たい
らん母
ぁ、○○さんとデートがあるから準備しにきたんだった!
お母さんは、誰かとのデートになるとイキイキしてて楽しそうだった
らん母
よし、こんなもんでしょ!
らん母
じゃ、行ってくるから
ガチャ
その時、今だと思ったら今しかないと思った
そう思って、俺は家を "でた"