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キャメロン

さて……と

キャメロン

とりあえず、ここまではいいかな……

りぃちょ

そだね

りぃちょ

この動画のさ、オチどうしようか……

キャメロン

んー

キャメロン

ニキくんは特になんも言ってなかったんだよねぇ

りぃちょ

あー確かに

りぃちょ

面白くオチつけろとか言われなかった

キャメロン

んー

キャメロン

あ、じゃあさ行きたいとこ一個あるんだよね

りぃちょ

行きたいとこ?

キャメロン

そそ

水族館でのデート撮影を終え、俺たちは再び車で移動をすることにした

りぃちょ

(さっきのキャメさん可愛かったなぁ……)

りぃちょ

(なんか……照れてた?)

りぃちょ

(そうだったらいいなぁ)

俺は、全力で落とすつもりでキャメさんをエスコートしていた

甘い言葉も言ったし、ちょっと誘うようなことも言った

割とカッコよかったのでは?と自分で思えるほどには気合を入れていた

さっきまで、俺の言動に狼狽えていたキャメさんだが、車を運転している今はもう凄くかっこいい

りぃちょ

(ずるいよなぁ……)

キャメロン

ねぇ

りぃちょ

なに?

キャメロン

りぃちょくんってさ

キャメロン

いつもあぁやって女の子誘うの?

りぃちょ

ん?ww

りぃちょ

どゆこと?ww

キャメロン

いや……

キャメロン

早く二人きりになりたいみたいなこと言ってたじゃん?

りぃちょ

あーww

りぃちょ

水族館でのこと?ww

妙に神妙な顔をして聞いてくるから何事かと思えば……

りぃちょ

そんなこと聞いてどうするの?ww

キャメロン

いや……

キャメロン

手馴れてたなぁと思って

りぃちょ

そう?ww

キャメロン

自然腰を抱き寄せるし顔覗き込んでくるし

キャメロン

甘い声出てくるし…

りぃちょ

(甘い声…伝わってたんだw)

キャメロン

それに…

りぃちょ

それに…なに?

キャメさんはチラッとこちらを睨むようにして見て、また視線を前へともどした

キャメロン

なんでもない!

りぃちょ

なんだよー

りぃちょ

気になるじゃん!!

キャメロン

いいの!

キャメロン

とりあえず、俺が行きたいとこ行くよ!

りぃちょ

はいはいw

りぃちょ

わかったわかったww

何を言いかけて止まったのか分からないし気になるけど、とりあえずは追求を止めることにした

りぃちょ

どこ連れてってくれるんだろ!

りぃちょ

楽しみー!!

キャメロン

ふふふ

キャメロン

疲れてたら寝ててもいいからね

りぃちょ

ん?

りぃちょ

あーありがとう

寝るつもりはなかったけど、なんとなく目を閉じた

運転席からは、キャメさんの鼻歌が聞こえてくる

それが心地よくて、そのまま寝てしまっていた

キャメロン

りぃちょくん

キャメロン

ついたよ

りぃちょ

ん?

りぃちょ

ふぁ~寝ちゃってた

キャメロン

そうだねw

キャメロン

寝顔みちゃったw

りぃちょ

なんだよニヤニヤしてw

キャメロン

んー?ww
ひみつー

何故かニヤついているキャメさんをつつきながら車から出ると、目の前にはライトアップされた建物が建っていた

りぃちょ

うわぁ…なにこれ

りぃちょ

きれー

キャメロン

綺麗だよねぇ

キャメロン

俺もさ、この前ネットで見て気になってたんだよねぇ

キャメロン

と、言うわけでほら、カメラ

りぃちょ

ん?

りぃちょ

撮るの?ww

キャメロン

デートの締めくくりしなきゃでしょ

りぃちょ

あーうん、わかったww

言われるがままにカメラをかまえ、キャメさんの方に向けた

キャメロン

はい

キャメロン

暗いから…手、繋ご

りぃちょ

(急にスイッチ入れるなよぉ)

優しく微笑みながらこちらを振り返るキャメさんに、俺は内心ドキドキしていた

そんな俺の気持ちなんて露ほども分かってないキャメさんは、俺の手を引いてドンドンと進んでいく

しばらくあるいて、人もまばらになった辺りで、急に足を止めてこちらを振り返ってきた

キャメロン

よし!

キャメロン

ここでいいかなぁ

りぃちょ

(なんだろ?)

キャメさんはゴソゴソとポケットを探って、手のひらに収まるくらいの小さな箱を出してきた

それをおもむろに開くと、片膝をついて俺にそれを差し出してきた

キャメロン

俺と…付き合ってください

りぃちょ

(え!!!えええええ!!!)

りぃちょ

(いやいや、俺これどうしたらいいの?)

混乱して目を白黒させている俺に、キャメさんはニッコリと最高の笑顔を向けてきた

キャメロン

これは…

キャメロン

りぃちょくん、君に言ってるんだよ?

りぃちょ

ぇ?

カメラを見つめていた俺は、言われた内容の意味がよく分からず、カメラから目を離し、キャメさんの方をむいた

そこには、しっかりと俺の目をみて真剣な顔をしているキャメさんの姿があった

キャメロン

ふふふ

キャメロン

困ってる顔も可愛いな

りぃちょ

あの…え…?

りぃちょ

ドッキリとか?

ニキニキならやりかねない…

そう思った俺は、キョロキョロと周りを見回した

キャメロン

酷いなぁw

キャメロン

俺は本気だよ?

キャメロン

俺は、りぃちょくんのこと好き

キャメロン

りぃちょくんは?

りぃちょ

ぁ…ぇ…と

りぃちょ

すき…

りぃちょ

俺も、キャメさんのこと好き…

やっとの思いで気持ちを口にすると、キャメさんは満面の笑みで俺のことを抱きしめてきた

キャメロン

ほんと?

キャメロン

ほんとに付き合ってくれる?

りぃちょ

うん…俺でいいの?

キャメロン

もちろんだよ!!

そういって、キャメさんはさっきの箱から指輪を取りだし、そっと右手の薬指に嵌めてくれた

キャメロン

さすがに左手だと…ねw

りぃちょ

ん…うれしい

りぃちょ

これからは、もっともっとよろしくね!

キャメロン

こちらこそ!

キャメロン

ねぇ…

りぃちょ

ん?

キャメロン

キスってしてもいい?

りぃちょ

ふはww

りぃちょ

慣れて無さすぎでしょww

初々しい反応をするキャメさんが可愛くて、俺は笑いながらキャメさんの頬を手で挟んだ

そして、首を少し傾げながらキャメさんの唇へ俺のそれを押し付けた

キャメロン

んっ…

りぃちょ

チュッ

りぃちょ

触れるだけでこんなに可愛い反応するの?ww

キャメロン

くそ…

キャメロン

ベッドの上では、俺が優勢だ!!!

りぃちょ

うわぁww

りぃちょ

見事なフラグ立てたよこの人ww

そうやって笑いながら、俺達はふたたび唇を合わせ、強く抱き締めあった

この作品はいかがでしたか?

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コメント

4

ユーザー

ほんとに良ければ地雷じゃなければ、しろりちょお願いします、、!

ユーザー

すき…好きです…もしよければニキしろ待ってます(今までのストーリーだと色々アレかもだけど)

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