EP.2
西畑大吾
西畑大吾
高峯未雅
西畑大吾
高峯未雅
どうして?
放課後は特に何かある訳では無い
だとしても休み時間や昼休みにぱぱっと解いてしまえばいい話なのに、
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
一瞬西畑くんが私から目を逸らした気がした、
でも私は、気の所為だと思い
高峯未雅
高峯未雅
高峯未雅
西畑大吾
西畑大吾
そうだ、西畑くんはお金をできるだけ使いたくない主義の人だった、
高峯未雅
西畑大吾
高峯未雅
西畑大吾
高峯未雅
なんでそんなに色々と詳しいのよ、
関心どころか少し怖く感じてしまったけど、
西畑大吾
西畑大吾
西畑大吾
まるで幼稚園児を相手にするかのような優しく甘い目
そんな目に思わず
高峯未雅
頭がぼーっとしているまま 返事をしてしまう
西畑大吾
そう言って少し離れたところにあった男の子の集まりの中に混じって行った
高峯未雅
私は我に返って黒板に残された白いチョークの文字を消しに行く
今日はどこか調子が悪い、
色んなものが狂っていくような、
変にふわふわした感覚、
私は何にこんな感覚を抱いたのだろうか
分からない気持ちを
黒板に刻まれたチョークと同じように
黒板消しで消し去った
昼休み
最近仲良くなった、? 仲良くなり始めた友達
水野茉莉と机をくっつけて お弁当を広げていた
水野茉莉
高峯未雅
高峯未雅
高峯未雅
水野茉莉は学年の中でも特に夫婦並みのラブラブさを誇る彼氏がいる
確かサッカー部のキャプテンだったけな、名前は確か長尾謙杜くん、 部活がない日は茉莉を教室まで迎えに来て一緒に帰ってるのをよく見る
ふたりきりになるとふたりは幸せに満ちた顔をしていて、 見ているだけで幸せになれてる気がした、
だけどそんなふたりがどうして?
水野茉莉
水野茉莉
高峯未雅
初めて聞く単語
そもそも国語の授業では出てこないし、
得意の英語にも出てくるわけが無い、
私の頭にハテナが浮かんで見えたのか茉莉は簡単に倦怠期というものを説明をしてくれる
水野茉莉
水野茉莉
水野茉莉
水野茉莉
水野茉莉
恋とは、
感じるだけで幸せの絶頂に達する思春期には特別なものでもあるが、
きっと人を不安や疑いを生み出す 言葉や心の凶器にもなる
それは茉莉を見ればよくわかる、
だからといって自分がそんな感情を抱いたかと言えばそうでは無い、
恋愛をしたことがないから、
なんのアドバイスも出来ずに、
高峯未雅
高峯未雅
高峯未雅
水野茉莉
高峯未雅
高峯未雅
高峯未雅
高峯未雅
高峯未雅
偉そうな口を聞いてるけど私は恋愛経験がない、
なのにどうしてここまですらすらとものを言えるのか、
その時に考えた相手は誰か、
私には想像なんて着いていなかった
水野茉莉
高峯未雅
水野茉莉
水野茉莉
水野茉莉
そう言われるとなんだか、胸の底がムズムズする、
高峯未雅
高峯未雅
水野茉莉
水野茉莉
水野茉莉
いきなり半ギレで怒られる、
確かに私は自分を全然認めようとしない、
自分を認めるのが怖い、
自分を認めてしまえば
自分のその先に蓋を閉じるような気がして、
認められなかった
水野茉莉
水野茉莉
水野茉莉
水野茉莉
さっきまでのあの機嫌の下がりようはどこかに消えたように
私の背中を押そうとしてくれる
ただ、
高峯未雅
水野茉莉
水野茉莉
高峯未雅
後ろにいる西畑くん、?
ばっと後ろを振り返ると そこには西畑くんが少し驚いた顔をしていた
高峯未雅
西畑大吾
西畑大吾
私の両肩に手を乗せて茉莉に話す
高峯未雅
いやちょっと待って、 この構図はさすがにおかしいでしょ
茉莉がいるせいか少し顔が火照っている気がした
水野茉莉
水野茉莉
西畑大吾
西畑大吾
そう言って私の肩に乗せていた手を私の腕に移動させて
立ち上がった私の腕を引く
どうして、
私は西畑くんの微笑みに心の中で問いかけたくなった
でも微笑みに心だけで問いかけても答えは帰ってくる訳もなくて、
掴まれてる腕がじんわりと熱くなってるのを感じて
私はその熱くなる腕に不思議な感覚を抱き続けた
EP.3まで ♥350以上
投稿遅なりました💦 ♥連打と感想💬たくさん待ってます❣️
コメント
11件
えぐいっす 最高ですっ! 続き楽しみにしてます!