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4 - あの夏が飽和する。/望月

♥

200

2023年02月14日

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昨日人を殺したんだ。

君はそう言っていた

梅雨時のずぶ濡れのまま

部屋の前で泣いていた

夏が始まったばかりというのに

君は酷く震えていた

そんな話で始まる

あの夏の記憶だ

殺したのは隣の席の

いつも虐めてくるアイツ

もう嫌になって

肩を突き飛ばして

打ち所が悪かったんだ

望月

もうここには居られないよ、

と申し

望月

どっか遠いところで死んでくるよ

そんな君に僕は言った

零下

それじゃ僕も連れてって

財布を持って

ナイフを持って

携帯ゲームも鞄に詰めて

要らないものは全部

壊していこう

あの写真も

あの日記も

今となっちゃもう要らないさ

人殺しと

ダメ人間の

君と僕の

旅だ

そして僕らは逃げ出した

この狭い狭いこの世界から

家族もクラスの奴らも

なにもかも

全部捨てて君と2人で

遠い遠い誰も居ない場所で

2人で死のうよ

もうこの世界に価値など無いよ

人殺しなんてそこら中に湧いてるじゃんか

零下

君は何も悪くないよ

君は何も悪くないよ

結局僕ら

誰にも愛された事など

無かったんだ

そんな嫌な共通点で

僕らは簡単に信じ合ってきた

君の手を握った時

微かな震えも既に無くなっていて

誰にも縛られないで2人

線路の上を歩いた

金を盗んで

2人で逃げて

どこにも行ける気がしたんだ

今更怖い物は

僕らには無かったんだ

額の汗も

落ちた眼鏡も

今となっちゃどうでもいいさ。

あぶれ者の

小さな

逃避行の

旅だ

いつか夢見た

優しくて誰にも好かれる主人公なら

汚くなった僕達も見捨てずに

ちゃんと救ってくれるのかな

望月

そんな夢なら捨てたよ

望月

だって現実を見ろよ

望月

幸せの4文字なんて無かった。

望月

今までの人生で

望月

思い知ったじゃないか

望月

自分は何も悪くねぇと

零下

誰もがきっと思ってる。

あてもなく彷徨う蝉の群れに

水も無くなり揺れ出す視界に

迫り来る鬼達の怒号に

馬鹿みたいにはしゃぎあい

ふと君は

ナイフを取った

零下

君が今までそばに居たから

零下

ここまで来れたんだ。

零下

だからもういいよ

零下

もういいよ

零下

死ぬのは私一人でいいよ。

そして君は首を切った

まるで何かの映画のワンシーンだ

白昼夢を見ている気がした

気づけば僕は捕まって。

君がどこにも見つからなくって

君だけが何処にも居なくって。

そして時は過ぎていった

ただ熱い日々が過ぎていった

家族もクラスの奴らも居るのに

なぜか君だけは何処にも居ない。

望月

あの夏の日を思い出す

僕は今の今でも歌ってる

君をずっと探しているんだ

君に言いたい事があるんだ

九月の終わりにくしゃみして

6月の匂いを繰り返す

望月

君の笑顔は

望月

君の無邪気さは

望月

頭の中を飽和している

望月

誰も何も悪くないよ、

望月

君は何も悪くはないから。

望月

もういいよ

望月

投げ出してしまおう

望月

そう言って欲しかったのだろう?

望月

なぁ?

110タップお疲れ様

この作品はいかがでしたか?

200

コメント

7

ユーザー

私だぁ( ᐙ )((((( めちゃくちゃいい曲♪♪ 聞いたことない曲だから聞いてみるね~!次の人の曲が何か楽しみだ(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク

ユーザー

めちゃ良かったです...わたしの番が楽しみ

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