僕はオニオン。6歳で女の子。
お父さん
何でこんな耳と尻尾に生えてるんだ!?
お父さん
この化け物!
オニオン
痛い…!
お父さんは僕に殴った。
お母さん
気持ち悪いわね。
お母さん
あんたなんか産まなくて良かった。
オニオン
っ…!
お母さんは僕に叩いた。
エリカ
お姉ちゃんって、化け物見たいーw
エリカ
あんたは嫌われて当然!私がお姫様だよ!
オニオン
…。
双子の妹のエリカは僕を馬鹿にした。
僕の耳と尻尾は生まれつき。 エリカは愛されて、僕は嫌われてる。
オニオン
ぐすん…。(消えたいよ…。)
ネズ
お前ら、いい加減しろ。
僕が泣いてると知らない人が現れた。
お父さん
何でお前が居るんだ!?
お母さん
人の家に勝手に上がるなんて、不法侵入よ。
ネズ
煩いな。
ネズ
お前らがこの子に任せないから、この子に引き取る。
オニオン
え?
この人は僕を抱きついて言った。
ネズ
マリーがお姉ちゃんになるしな。貰うぞ。
お父さん
マジか?それは良かったな。
お父さん
これで化け物に居なくて済むな。
お母さん
そうね。
お母さん
うちの娘はエリカだけで十分だね。
エリカ
物好きな人だね。
エリカ
バイバイ。化け物のお姉ちゃん。
僕の両親とエリカは笑って言った。
ネズ
行くぞ。
オニオン
うん…。
僕は頷いて、髪が長い人は僕に連れて向かった。