テラーノベル
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ヒューーー……
耳に残る程の風切り音を立てて、僕達は…空から落下している
その落下音で目が覚めた
小さく…小さく…下に一マスの草ブロックが見える。
____あれが、例の「ワンブロック」だ
あのブロックだけいくら壊しても壊れず、代わりに現世、別世界問わず様々なブロックに変化し、掘ったアイテムを手に入れることができる____無限にアイテムを手に入れる事が出来るのだ。
一度目線を上げて遠くを見ると、所々に人が見えた。…同じ「挑戦者」
──間もなく、地面に足が着くだろう
僕はしゃがんで静かに一つのブロックの上に着地した
すまない先生
うわぁぁぁぁ!?!?
新緑
紫温
すまない先生
すまない先生
凪
ミスター赤ちゃん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターマネー
チーナ
今、何が起こったのかと言うと____
全員が一気にワンブロックに着地したことによって、しゃがんでいなかったり足場がなかった人は落ちて死亡、
復活させる為に動いたりバランスを崩して落ちたりと…面白すぎる偶然が重なって、「落ちる」の繰り返しは三分位続いた
すまない先生が咄嗟に仮の足場を作って自体は無事収まった
すまない先生
すまない先生
夢羽
夢羽
ミスターブラック
ミスターバナナ
確かにタッチする事での復活が間に合っていなかったら、誰かゲームオーバーになっていたかもしれない。
無事だったのは、全員の協力の結果だろう
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
参加者の人々を指差して、どうしようと言わんばかりの顔をする赤ちゃん
───まぁ、無理もない
ミスター赤ちゃん
ぽかんとした彼の声で、先ほどとは一転、楽しげに笑い出す
赤ちゃんだけが分かっていなかった様で、間の抜けた表情で固まっていた
すまない先生
すまない先生
参加者はにっこり頷く。 すまない先生は「ありがとう」と、青いメッシュが入った髪を僅かに揺らす
すまない先生
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
ミスター銀さん
ミスターマネー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターバナナ
ミスターバナナ
新緑
夢羽
凪
紫温
チーナ
すまない先生
新緑
チーナ
紫温
すまない先生
ミスター銀さん
夢羽
チーナ
チーナが疑問を口にした。百日…言ってみると少ない気がするが、暮らしてみると結構長い
その間、生きられるようにしなくてはならない。加え、ここではイベントが起こるのだ。何とかしのがなくては、皆死んでしまうだろう
チーナ
ミスターブルー
ミスターバナナ
新緑
チーナ
凪
凪がぴょんと中央に飛び出して、ペラペラと話し始める
凪
凪
凪
ミスター銀さん
凪
凪
急に大声を出す凪に驚いて数人肩をビクッと跳ね上げる
───かなり面白い。何か……勝手に漫才が行われている気がする
和らいだ空気の中で、ブラックが凪の意見に付け足しをする
ミスターブラック
新緑
夢羽
ミスターマネー
チーナ
凪
すまない先生
ドンッと強く胸を叩き、気合十分の先生に、後ろからこっそりと呟く夢羽
夢羽
夢羽
紫温
すまない先生
夢羽
そこからまた爆笑。 こんな高い頻度で息が切れる程爆笑していたら、百日後には声が枯れきっている事だろう
すまない先生
すまない先生
十秒は待つほどの時間じゃないだろ、と突っ込みたくなるが、すまない先生は全員を見つめて、本当に十秒で決めたらしい
結果として、十秒経ったら「それじゃあ」と口を開けた
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
その問いに、文句一つ言うことなく皆賛成した
すまない先生
ミスター赤ちゃん
すまない先生
授業っぽいが少しふざけていて笑い声を漏らしてしまう
ミスター赤ちゃん
凪
新緑
チーナ
夢羽
すまない先生
という事で全員が輪になり…肩を組んだ
顔を見合せ、とある人物に目配せする
「とある人物」……このワンブロック、いや____全体でのリーダーにおける存在に。
彼は、張り裂ける様な大声で叫ぶ
すまない先生
すまない先生
ドンッ!!!
一斉に右足を地面に叩きつける
おうっ!!!!!
ミスターレッド
チーナ
ミスターブラック
紫温
肩までの高さで手を上げるブラック。”質問”…これはめちゃくちゃ素朴だった
ミスターブラック
紫温
紫温
紫温は正論すぎて言葉を失ってしまう
ほぼ全員「あ。」と気付かされた感じだが、ただ一人「先の事ばかり見すぎです」と、ブラックは当たり前に言った
すまない先生
紫温
チーナ
ミスター銀さん
ミスターマネー
すまない先生
そう言い、流れる様な速さで気の道具を持ち替えてブロックを取るすまない先生。
他の仲間は、その速さに押されつつも道具を振り回していた
コメント
6件
参加者様のセリフが少ない気……何とかして増やします