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ねぇ、知ってる？ 七不思議って。
この中でも有名な 七不思議があるの。 七不思議八番目、 『黄泉の鏡』
ひなこ
さなちゃん今日も怖い話調べてきたよ。
さなえ
えー！
さなえ
もういいよー！
ひなこ
いいからいいからっ！
えー。 ひなこの話怖いんだよねー。
ひなこ
七不思議だよ。
ひなこ
七不思議八番目
ひなこ
『黄泉の鏡』
さなえ
は？
七不思議なのに八番目なの？
七不思議なのに八番目なの？
ひなこ
そう！
ひなこ
これぞ、伝説だよ？！
さなえ
いいから続き話して！
ひなこ
何か聞く気あるわね今日は。
やだよ！ 離れないでよ！
行かないでっ！！
さなえ
うん。
さなえ
なんか、懐かしい気がして
ひなこ
そう？
ひなこ
ま、話すわね！
ひなこ
今はもう潰れてる病院あるでしょ？
さなえ
ああ、隠世病院って呼ばれてる、、。
ひなこ
そこでね、ある男の子が亡くなったんだけど、その子ね友達がいなくてね
ひなこ
いつも友達を欲しがってたの。その子はいつも鏡に映る自分が一番のともだちっていってて
ひなこ
でも、そんな子に話しかけてくれた女の子がいてね、その子は時期に女の子をすきになっていった
ひなこ
でも、病気が悪化して
死んじゃったんだ。
死んじゃったんだ。
ひなこ
その女の子がこの学校にいるみたいな噂が流れて、この学校の鏡のなかで男の子は女の子を待ってるとかいう話
さなえ
へー。
さなえ
で、行くの？
ひなこ
あったり前じゃん！
ひなこ
女の子！探してあげようよ！
ひなこはそういう優しさがあるから憎めないんだよなぁ。
さなえ
じゃ、私も手伝うわ。
ーーー放課後ーーー
さなえ
行こっか！
ひなこ
うん！！
さなえ
どこの鏡にするの？
ひなこ
もちろん！
ひなこ
階段よ！
さなえ
あのおおきな鏡？
ひなこ
うん！
さなえ
でも、あそこって足を引っ張られて階段からおちたこがいるって、、。
ひなこ
だからよ！
ひなこ
怖い場所に怖いとこあり！よ！
さなえ
はいはい
さなえ
この鏡にどうすればいいの？
ひなこ
うーん？
ひなこ
わかんない！
その適当さもひなこだわ。
ひなこ
噂では手のひらを鏡に重ねたときにあっちの子が
重ねて来てくれるって
重ねて来てくれるって
さなえ
じゃあやってみよ！
ひなこ
私からー！
ひなこ
、、、。何も起きないし
ピロリーんピロリーん
ひなこ
あ！
ひなこ
着信、、。
ひなこ
ごめんさなちゃん！
ひなこ
私帰らなきゃ！
さなえ
え？！
さなえ
行っちゃった、、。
さなえ
私もやってみるか、、。
さなえ
、、、。
えっ！？
さなえ
て、、が！
さなえ
ほんとに来たの？
男の子
さな、、ちゃん
さなえ
え？？
男の子
さなちゃん
さなえ
わたし？
男の子
来てくれたんだ。
男の子
さなちゃん
さなえ
え？
さなえ
なんかこの声、、。
カナくん？
カナくん？
男の子
そ、、だよ。
さなえ
死んじゃったカナくん？
男の子
うん。
男の子
さなちゃん会いたかった
さなえ
カナくん、
男の子
ごめんね
男の子
離れちゃって。
男の子
ごめんね
さなえ
いいんだ
さなえ
しょうがないもん。
男の子
ねぇ、昔みたいに
遊ばない？
遊ばない？
さなえ
うん！
さなえ
いいよ！
男の子
でさー。
男の子
あのときもさー
さなちゃんってば
必死に僕のためにさ
さなちゃんってば
必死に僕のためにさ
さなえ
うんうん！
、、、、。
、、、、。
男の子
僕、、。
男の子
ずっと言いたかったけど
男の子
さなちゃんのこと
好きだったよ
好きだったよ
さなえ
そっか、、。
さなえ
私も
さなえ
好きだよ
男の子
でも、行かなくちゃ
さなえ
どこに？
男の子
僕は、幽霊なんだよ
さなちゃんとは一緒にいられない
さなちゃんとは一緒にいられない
さなえ
いや！
さなえ
行かないで！
男の子
でも、僕だって行きたくないんだよ！
男の子
でも、このままずっとここにいたら僕は君という存在をいつか忘れてしまうんだ！
さなえ
そんなっ！！
男の子
もう、、。
男の子
行くね
さなえ
やだよ！
さなえ
離れないでよ！
さなえ
行かないで！
男の子
バイバイ。
さなえ
消えちゃった、、。
大丈夫、、。 僕はずっと 見てるから
そばにいるよ。
3年後 高校一年生。
ひなこ
ねぇ、さなちゃん、
ひなこ
怖い話！
ひなこ
七不思議の八番目だよ！
さなえ
へー。
さなえ
そうなんだー。
さなえ
はやくはなして！
ひなこ
えーっと！
ひなこ
ある日、学校の七不思議八番目を聞いた女の子がが学校でそれを試したんだって！
さなえ
ふーん？
ひなこ
それでね！
実はその八番目の、男の子が女の子と両おもいだったんだって！
実はその八番目の、男の子が女の子と両おもいだったんだって！
さなえ
へー。
ひなこ
あとから、男の子が幽霊だから、離ればなれになっちゃうんだけど、
ひなこ
今では男の子が上から見守っててくれてるんだって。
さなえ
へー。じゃあ！
しあわせだねその女の子！
しあわせだねその女の子！
カナくん？ 見てくれてる？
私は、カナくんを忘れません。
離れていても ずっと、、、。
これは、きみと手を重ねて 始まった。
永遠の物語。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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