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桜の花びらに後悔を ___ .
📢 × 🌸 死ネタ ️__ . 〇
start
これはとある春の話 ___
ﾋﾞｭ ~ ｯ （ 風
冷たい風がカーテンに当たって靡いている
太陽の明かりで電気要らずの白い教室
窓から見える外にある桜の木を見つめる君
俺はそんな君に惚れた .
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なるべく明るく接しようと笑っているけど 、 目だけ笑ってない
けど 、 そんな顔がとても好き
もちろん笑ってる顔の方が好き
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話題がなくなり気まずくなったのか俺から目を逸らし再び窓の桜を見つめる
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" 桜 " 実は隠語
でも 、 桜を見てるらんが儚く見える
いつしか君がどこが遠くへ行ってしまう
そんな有り得ない話に溺れそうになる
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ｶﾞﾗ ｯ （ 窓 開
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ちょうど一気に風が吹き 、 教室に桜が舞い散る
そして 、 ベランダに俺が出るとらんはびっくりした表情で俺を見る
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俺の無茶ぶりな提案に無理だよ 、 と危ないでしょという顔をしている
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そう言い 、 らんの方へ手を差し伸べる
すると 、 俺の差し伸べた手に君の真っ白い手が触れる
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らんは 、 でかい桜の木を撫でながら桜を見つめる
そんな君がすごく愛らしい
でも 、 時間が過ぎるのも早い
学校のチャイムが鳴り始めた
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とある日の水曜日
珍しく 、 らんは学校を休んでいた
勿論 、 連絡先を交換などしていないから理由も何も言われてない
まぁただの体調不良だろう
そう言い聞かせ 、 一日を乗り切ることにした
昼食の時間になり 、教室はどんどん騒がしくなる
そんな中 、 俺の方も騒がしくなる
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そう言いポケットから小さな鍵を取り 、 俺の方へチャラゞと揺らし見せる
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なつは 、 校長先生の親戚らしくなんでも出来る
さすがにテストの点数を操れるとかは出来ないけど
学校内の私生活では 、 なるべく自由にして貰えるらしい
ただ 、 テストは平均上じゃないとダメらしい
そう言われたら 、 なつは以外に頭いいんだな
そう思い 、 屋上に行く
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真っ先に思い浮かべたのはらんだった
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俺に好きな人が居るなんて思っていなかったのかびっくりしている
現に俺も 、 恋バナをするなんて思っていなかったから 頬だけじゃなく顔全体が熱い
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木曜日のHRの時間
誰も予想しない話を担任は口にする
らんが死んだ
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俺は動揺し過ぎて 、 何も話が入ってこない
HRが終わり 、 なつが俺の方へ来る
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勢い良くドアを開ける
すると 、 らんがベットの上にいた
けど 、 色んなホースや機械に繋がれていた跡がある
あぁ … 頑張ったんだな
そう思った 、
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次々とらんに対しての愚痴が出る
思ってもないこと 、 言えなかったこと
でも 、 らんには届かない
届いてくれない
それが 、 とても辛い
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冷たい頬に手を当てる
あぁ … 死んでしまったんだ 、
そう思い 、 今まで遠目で見つめることしか出来なかった俺を憎む
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そう言い 、 冷たい君に口付けをする
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らんのことから１ヶ月が経つ
完全に吹っ切れたと言われたらまだゞ全然
けど 、 前に進まないといけない
多分 、 らんならそう言う
すると 、 突然背後から声をかけられる
後ろを振り返ると 、 見覚えのある人がいた
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らんといつも話していた人
急に名前で呼ばれた為 、 反射的に名前で呼んでしまった
キモがられたかな … そう不安に思いながらも 、 相手が先に口を開ける
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仲良い ? そう聞かれたら分からないが正解かもしれない
あの日 、 ちゃんと話して 、 初めて君の手に触れた
だから 、 多分なんだろう
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ひとつの小さな袋
開けると見覚えのあるイアリングが出てきた
いつもらんが着けていた 、 桜の長方形のイアリング
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なつ 、 バラしてんじゃねぇか
けど 、 俺にらんの私物を渡すってことは
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両思いだった
嬉しいのに 、 辛い
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1年後の春
新学期の登校
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式が終わり 、 みんな帰っている
けど 、 俺は空き教室に行く
すると 、 先客がいた
冷たい風がカーテンに当たって靡く
太陽の明かりで電気要らずの白い教室
窓から見える桜の木
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人違いなのに 、 とてもらんに似ている
そう思い 、 思わずらんと口に出してしまった
すると 、 先客の人は俺の方を見る
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前髪だけ独特なピンクで 、 綺麗な桃色の目
そして 、 胸元の名札に書いてある名前
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桜の花びらに後悔を ___ .
𝐻𝒶𝓅𝓅𝓎 𝑒𝓃𝒹
