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"_"を殺して。

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"_"を殺して。

4 - 4話

♥

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2023年05月22日

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ガチャ

と無機質な音が響くリビング。

俺とクロノアさんを待っていた黄色と紫色の彼等はかなりビビっているようで

pe

クロノアさん!

sn

トラゾーさん!

pe

俺...!俺のせいで怒らせてしまって、ごめんなさい...

sn

僕もです...トラゾーさんを困らせて、クロノアさんを怒らせて...っ、

kn

kn

俺も、少しイタズラしちゃったね

kn

ごめんね。

tr

俺も。

tr

ちゃんと「嫌だ」って言えば良かったね...

pe

うぅ...良かったぁぁぁあ!

sn

うるさっ...!?

kn

www

tr

...w

あ、れ?

笑え、ない。

今までなら笑えていたはず...

この空間で、「平和だな」って 「楽しいな」って

笑えていたはずなのに...っ、

本当、俺は弱いなぁ...

アンチなんて気にするから。

スルーしていれば、 皆に話せていれば

こんなに悩まなくて済んだのに。

結局、自分の首を自分で絞めてるじゃんか...w

ばっかみたい。

あぁ、涙が出てきそう。

tr

少し...、外に出てきますね

pe

pe

わかった!

sn

...ついて行ってもいいですか...?

tr

tr

はい、いいですよ

つい、OKしちゃったけど...1人が良かった...っ!

まぁ、もう言ってしまったものはしょうがない...!

tr

じゃあ、行きましょう。ニコッ

sn

っ!

sn

は、はい!

一瞬しにがみさんの顔が強ばったのは、気の所為だと思い込む。

ここはトラゾーさん家の前。

ついさっき、トラゾーさんが 「外に行く」 と言うので...

普段はこんな事無いなと 気になった僕はトラゾーさんに着いてきました。

でも、その時の笑顔がどこか儚くて怖くて...

目の奥は闇に包まれてる、みたいな感じで...

なんて言えばいいんだろう...

でも、とにかく。 これだけは言える。

トラゾーさんは僕達に何か隠してるって。

てかさっきからトラゾーさん一言も喋らない...僕もだけど!

気まずっ...着いていくって我儘言うから怒らせちゃったかな...

tr

しにがみさん。

sn

ぅえ...っ?

tr

ふふw何その間抜けな声w

sn

ぇ...?

あれ...?さっきのは気の所為、だったのかな

クロノアさんの件も気になる...っ!

sn

それで...どうしたんですか?

tr

...しにがみさんはさ、

sn

はい。

tr

俺と一緒に居て、

"楽しい?"

sn

へ...?

なんで、

なんで、そんな事を聞くの…?

儚い笑顔。どこかに消えてしまいそうで。

透明感のある声。普段の声からは想像ができないほど。

今すぐにでも...、泣き出しそうな...

そんなトラゾーさんを見て、僕は瞳を揺らした。

sn

楽しくない訳ないじゃないですか…w

sn

いきなりどうしたんです?

なるべく冷静を装え...っ!

tr

いや…、それが聞けたからいいや...

sn

え?

なんでそんな...「今すぐにでもタヒにます。」みたいな感じで話すの...っ

離れないで。 この一言は言える訳もなくて。

sn

っ...

どう声を掛けたらいい?

tr

しにがみさん。先に戻ってて...

sn

ぇ...?

sn

ぇと、...っ、

sn

や、やっぱり迷惑でしたか!?w

sn

ごめんなさい!では、先に行ってますねw

あぁ、ダメだな。僕ってば

もっとちゃんと話せばよかった。

しつこくしすぎて嫌われてもいいから。

トラゾーさんをそんなに堅くするものが何かを知りたい。

sn

前の笑顔とは程遠いよ...

sn

トラゾーさん...っ、
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