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放課後の教室。
窓から差し込む夕日が、机の上を赤く染めている
静かな空気。
机に突っ伏していた長尾が、ゆっくり顔を上げた
謙杜
前の席に座っていた道枝が振り返る。
駿佑
謙杜
駿佑
謙杜
その瞬間。
教室のドアが勢いよく開いた。
ガラッ!!
廊下の空気が一気に流れ込む。
美咲が息を切らして立っていた
美咲
謙杜
駿佑
美咲
教室の空気が一瞬止まる。
長尾はゆっくり立ち上がる
謙杜
駿佑
美咲
長尾は腕を組む。
謙杜
美咲
駿佑
美咲
長尾と道枝は目を合わせる
謙杜
駿佑
軽音部、部室
ドアを開けると、部員たちが集まっていた
机の上には1枚の封筒
美咲がそれを指す
美咲
謙杜
美咲
道枝はゆっくりと部屋を見回す
アンプ。 ギター。 ロッカー。 窓。
どこも荒らされた形跡はない
駿佑
健太
謙杜
翔太
長尾は小さく息を吐く
謙杜
部室の空気が少し変わる。
駿佑
謙杜
沈黙。
謙杜
翔太
健太
謙杜
駿佑
美咲
長尾は机の上の封筒を手に取る
指で軽く弾く
謙杜
駿佑
謙杜
駿佑
謙杜
美咲
長尾は封筒を机に戻す
謙杜
全員が首を横にふる
駿佑
謙杜
駿佑
謙杜
長尾はロッカーの扉を開ける
金属の音が部室に響く
謙杜
駿佑
謙杜
長尾はしゃがみ込む
ロッカーの底を触る
謙杜
駿佑
謙杜
翔太
長尾は指をかける
ゆっくり持ち上げる
カパッ
底板が外れた
その下には。
札束。
美咲
健太
翔太
長尾は静かに立ち上がる
謙杜
謙杜
部室の空気が凍る
駿佑
健太
謙杜
健太
謙杜
健太
謙杜
駿佑
謙杜
美咲
健太
謙杜
駿佑
謙杜
健太
謙杜
駿佑
沈黙
健太の手が震えている
謙杜
駿佑
謙杜
……
駿佑
健太
謙杜
健太
声が部室に響く
健太
美咲
健太
謙杜
駿佑
健太は何も言えなくなる
廊下
夕日が廊下を赤く染めている
謙杜
駿佑
謙杜
駿佑
謙杜
駿佑
謙杜
駿佑
謙杜
駿佑
謙杜
駿佑
謙杜
駿佑
長尾は廊下の奥を見る
謙杜
駿佑
ふたりが振り向く
誰もいない
静かな廊下
駿佑
謙杜
ふたりはそのまま歩いていく
放課後の校舎。
けれどこの学校では───
これからも事件が起き続ける
そしてそのすぐ近くで。
誰かが静かに笑っていた。