亜美
ねぇねぇー!
亜美
唖華~!
唖華
ん?
唖華
何??
亜美
あの家気にならない!?
亜美が指差したのは
こんな田舎じゃ珍しい
とっても大きい豪邸だった。
唖華
うーん、
唖華
気になるけど...
亜美
入ってみようよ!
唖華
えっ。でも...
唖華
誰かすんでたらどーするの?
亜美
大丈夫だって!
亜美
あんなに古いのにすんでるわけないでしょ!
唖華
でも...
亜美
いいから!いいから!
唖華
えっ!
唖華
ちょっと!腕ひっぱらないでよ!
タッタッタ
私達はあの豪邸に入ってみることになった。
亜美
お邪魔しまーす!
唖華
...
亜美
ほら!やったぱり誰も住んでないんだよ!
唖華
でも、中綺麗だよ...?
唖華
やったぱり誰かすんでるんだよ...
唖華
亜美、帰ろう?
亜美
えー!
亜美
いいじゃん!いいじゃん!
亜美
さっ!探検だ!探検だ!
唖華
あっ!
唖華
亜美!
タッタッタ
亜美
うーーん、
唖華
亜美、帰ろう?
唖華
ここにいてもつまんないよ??
亜美
でも、もうちょっといよ...!
唖華
...
ガタッ!
亜美
!?
唖華
!?
唖華
な、なに...!?
亜美
これって、
亜美
日記帳...?
唖華
亜美やめときな!
亜美
大丈夫!大丈夫!
亜美
読むだけ!読むだけ!
1月1日
今日から監禁生活が始まる。
亜美
...?
唖華
監...禁??
唖華
亜美
唖華
もうちょっと読んでみて
亜美
えっ。うん...
1月2日
家に帰りたいよ...
お腹減ったよ...
お父さん...お母さん...
助けてよ...
1月3日
今日は酷いことをされた。
仕事で失敗したからって
私の事を殴ってきた。
痛い...痛いよ...
1月4日
今日はご飯がもらえた
ゴキブリの死骸だ。
ちょっと見た目が最悪だが
味はわるくはない
そのような日記が何日も何日も続いていた。
そして...
5月5日
誰か...!
助けて...!
マスクを被った男性が
包丁を持って追いかけてくる...!
お願い...!
...
後のページは血だらけになっていた。
亜美
これって...
唖華
...
唖華
亜美...
唖華
逃げよう...
亜美
う、うん、
殺人鬼??
君達...
亜美
!?
唖華
!?
殺人鬼??
ここで何してるの...?
亜美
ヒッ...!
唖華
な、なんにもしてません!
殺人鬼??
...
殺人鬼??
ここの家の事を知ってしまったんだね?
殺人鬼??
次は君達の番だよ?
殺人鬼??
今日から楽しい生活が始まるよ...?
殺人鬼??
楽しみだね、