リサルサ
...
バッカス
...
バッカス
ねぇ...そろそろさ...
バッカス
離してもらっても...いいかな?
バッカス
もう何時間も腕に抱きつかれてるとさすがにキツいなぁ...んて
リサルサ
...
リサルサ
おなか...すいた
バッカス
へ?
リサルサは抱きしめていたバッカスの腕を口を大きく開き...
バッカス
え!?ちょっ...噛もうとしないで!?
バッカスは若干リサルサから離れながら距離を開ける。
バッカス
食べ物ならあるから!ちゃんとしたモノがあるからぁ!
マイケル
おいおい...羨ましいね
エミ―
本当...そうよね
リサルサ
...
バッカス
あ、止まった
リサルサ
ごめんなさい...どうしてもおなかがへってて...
バッカス
...いや、いいんだよ
バッカス
でもこれからは僕や他の人は食べないように
バッカス
気をつけてね
リサルサ
...はい
バッカス
よし...それじゃ、缶詰か何かを...
その時、扉が勢い良くバッと開く。
エミ―
きゃあ!?
マイケル
うおっ!!
ニック
はぁ...はぁ...
スティーブン
どうしたんだ?そんなに慌てて...
ニック
...みんな、良く聞いてくれ
ニック
実はな...
20分後...
ニック
...って言う事なんだ
マイケル
...
マイケル
嘘だろ...
バッカス
そ、それじゃあ...僕達...
スティーブン
アハ...アハハ...死ぬんだな...?
エミ―
...
マイケル
じゃ...じゃあその前に脱出すれば...
スティーブン
無駄だ...
スティーブン
既に対策としてどこもかしこも60メートルの壁が建てている...
スティーブン
だから無意味なんだよ...
バッカス
そんな...そんなの
バッカス
見捨てて葬りさるなんて...
バッカス
酷すぎる...
マイケル
クソ...どうすればいいんだ...どうすれば...
スティーブン
...ちょっと
スティーブン
出掛けてくる...
マイケル
え?
そう言うとスティーブンは廊下へ出て、何処かに向かった。
マイケル
おい待てよ!
マイケルも追いかける。
マイケル
はぁ...はぁ...
マイケル
いきなりどうした...屋上なんか来て...
スティーブン
...なぁ
スティーブン
マイケル...
スティーブン
俺は...これからどうすると思う?
マイケル
は?
マイケル
何を言って...
スティーブンはマイケルに向かって
【拳銃】を向けた――
スティーブン
こうするんだよ
周り全体に発砲音が鳴り響く。
マイケル
...
マイケル
...な
マイケル
何だよ...?この行為は何なんだ?
マイケル
...俺は...
マイケル
何故、生きてるんだ?
弾丸は正確にマイケルを貫いたが
しかし驚くことにマイケルは死ぬどころか未だに元気に生きている。
スティーブン
いやぁ...ハハハ...
スティーブン
そろそろ、気づかしてやろうと思ってなァ...
スティーブン
お前が
スティーブン
『ミュータント』である事をな