コメント
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あれっ…なんか200に増えたんだけどきみの仕業かな??((
へいへい…()
まぁまぁ不知火さんや(( ええやん??ええやん??
不知火
不知火
不知火
不知火
不知火
これで…やっと…楽になれる…
彼が背負ってきた嘘と罪は数え切れないものだった。 今まで何もかも隠し、“嘘”だけで生きてきた人生はどれだけ苦痛だったか 裏切ったのにも関わらず、完全に裏切り者にはなれなかったその中途半端がどれだけ彼を苦しめてきたのか そしてその苦痛から解放されるとなると、 彼も稀にしか見せない幸せそうな笑みを浮かべる程であった。
鬱(大先生)
トントン
__鬱先生はいつも願っていた、トントンに殺めてもらうことを 大事な人だから、だからこそ、その手で自分を殺めて欲しかった。
彼に失うものは何もない。 誰も自分を生きて欲しいと言ってくれる人間は居ないと思ってるから 生きててもこんな汚れた自分を誰が必要としてくれるのか …嫌、そもそも裏切ってる時点で居るはずも無いだろう。
彼は隠すのが上手だ。 何でも隠して、嘘を言い他人を騙す。 それが彼が唯一の自分を守る方法だった。 本音を誰かに溢すことは一切無かった。 本音なんか言える筈も無かった。
鬱(大先生)
まぁ、そんなのどうでもええか 彼は幸せそうな笑みのままで瞼を閉じる。 痛いのは一瞬だけ、意識さえ閉じれば全てを終える。 もう罪も嘘も重ねなくていい、しなくてもいい
鬱(大先生)
もう迷惑もかけずに済むって、どんなに幸せなんやろか 自分を守る為にどれだけの人を騙し、困らせて、傷つけたんだろうか ……後悔は勿論ある。 トントンと、皆とまだ仲良く過ごしていたかった。 いつもみたいに騒ぎ回って、笑い合って、そんな日々を送りたかった。 人生は全体的に辛かったものだったけれど 皆と過ごしてきた日々を、グルちゃんが俺を幹部として選んでくれた奇跡を、それを受け入れた俺の選択も 何一つも後悔なんかしていない、むしろ感謝している。
…だから、もし、来世があるとするのであれば
トントン
今度は本音で語れるような場所で 許されるのであれば、またアイツらの…トントンの友人として
鬱(大先生)
…また、騒いで、笑っていたい…なぁ
トントン
鬱(大先生)
トントン
俺は、剣を大先生に向けたまま、震えていた。
大先生は目を開けて、少し驚いた表情を浮かべてたが すぐにいつも通りの表情で俺に微笑みをかけた
鬱(大先生)
……何で、
鬱(大先生)
鬱(大先生)
トントン
鬱(大先生)
…何でそんなに、死を望むん?
俺らを裏切ったから?
生きる意味が無くなったから?
…嫌だよ、絶対に認めへん。 どんなにお前が裏切り者だとしても これがグルッペンに怒られるざまだとしても
トントン
鬱(大先生)
トントン
鬱(大先生)
鬱(大先生)
トントン
諦めてくれたのか 俺の想いがやっと届いたのか
…でも、顔を下げてたのを上げるとそこにあった光景は
トントン
手に持った剣を捨て、すぐに大先生に手を伸ばした。
鬱(大先生)
俺は銃を取った。
あのままトントンに殺されるのを待っても ずっと止められるだけ
…だから、まだ、
トントンと生きたいなと思わない内に
トントンはすぐに剣を投げ捨て、俺に向かって手を伸ばしている。 …あー、何でスローモーションみたいに見えんねん。 まぁ、…もう、ええけどさ
…なぁ、トントン。
鬱(大先生)
トントン
鬱(大先生)
俺は今まで見せたこともない程の幸せの笑みを浮かべて そして、引き金を引いた。
……その後、部屋全体に銃声音が響き渡り
トントン
なぁ…トントン…何で、泣くねん。
俺が倒れていくのを泣いて支えてようとするトントンを見ながら
少しの後悔を手に、意識を閉じた。