「この声は。」

新連載「この声は。」

神様へ。

僕の声は何故こんなに汚らしいのですか。

産まれるなら綺麗な水のように透き通った声が良かった

そのせいで虐められるし。

もう日々が辛いです。

生きていて生きてるとロクなことがない。

そう、僕は学びました。

1月。

佐藤くんがイジメで亡くなった。

謝りもしないクソないじめっ子共。

馬鹿だね。哀れだね。

いじりといじめの区別もつかないのなら。

佐藤くんは落下死だったそう。

、、落下死、僕も味わってみたいなぁ、

あぁ、紹介し忘れてたね この人達は転校生。

転校生までにも殴られるのかな。

ドがつく程陰キャな僕。

それを変えたいな。

莉犬くんが重い口を開き、こう言った。

なんとなく。その莉犬くんの笑顔は

嘘に見えた。

絶対訳あり。

空き教室を出ようとする莉犬くんの腕を強引に掴む。

"も"という言葉に確信した。彼が訳ありということ。

サボってでも莉犬くんの話が聞きたかった。

莉犬くんの話を聞くと昔から親はギャンブル依存症。

2人とも家に全く帰ってこなかった。

１ヶ月に4回ほど。

だから莉犬くんは餓死しかけていたらしい。

その時会ったのがあの4人らしい。

4人も同じような環境で育ってきたらしく、紫のななもり、？さんがリ~ダ~ 的存在らしい。

全員人が怖かったけれど今は少し良くなった為、

学校に来れているらしい。

彼の少し掠れた声。

どこか似ている。

変なところにはなるけどきるね！ごめん！