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私は、柱という存在に憧れを感じていた。
自分も、こういった人になれたら。
そういう、試みから最初は進めた。
でも
今は違うから
佐奈
無一郎
佐奈
子どもたちは私の存在に気づいていない状態だった。
でも関係ない。
鬼を倒すのが、我々、鬼殺隊の役目
佐奈
私は刀を抜き、鬼の首を切った。
トコッ(着地の音)
佐奈
そして、子どもたちはというと、、
無一郎
右の子は、血を浴びて、兄の方の様子を心配そうに見ている
有一郎
左の子は、左腕を切断されている状態
佐奈
私は、二人の方に寄った
佐奈
無一郎
そうなるのは分かってた。
佐奈
無一郎
佐奈
時折私は、その子の抱えている兄の方を見た
一歩を踏み出した私は、刀を置き、少年二人に近づいた
佐奈
無一郎
佐奈
こうなることも、分かっていた。
大抵の人たちは、鬼が来た後、倒された瞬間が一番戸惑うもの。
佐奈
でも私は大丈夫。
佐奈
無一郎
佐奈
無一郎
まだ戸惑っていた。
初めて会った少女に、そんな簡単に話せやしない。
それが普通。
佐奈
無一郎
有一郎
佐奈
私はもう一度、少年の抱えている兄の方を見た
佐奈
無一郎
私は単刀直入に聞いた
こういうことを言うと、大抵の子は何も言ってくれない。
今までそうだった
無一郎
でも。
今日は違う風を感じた。
佐奈
無一郎
佐奈
微かに兄さん、と言っているように感じた
無一郎
佐奈
すると、彼から、涙を流す音がした
佐奈
確かにお兄さんの方は、弱っているどころか、死ぬ直前のような顔をしていた
佐奈
私は安心させるように優しい表情を見せた
無一郎
佐奈
私は、連絡カラスに、おうえんを頼んだ