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愛菜
お兄ちゃんだ…どう見ても…
あの女の子…誰!?
急いで家に駆け寄る。
愛菜
ヒロト
愛菜
ヒロト
美智子
愛菜
美智子
愛菜
愛菜
ヒロト
愛菜
愛菜
ヒロト
愛菜
ヒロト
愛菜
ヒロト
ヒロト
愛菜
愛菜
私…今なんて言った?
「2人、すっごくお似合いだよ」
どこからその言葉が出て来たんだろう。
喉が痛い。目が熱い。
なにかがこみ上げてくる。
涙だ。
お兄ちゃんの前で泣きたくない…
私は二階にかけあがって自分の部屋に入り、勢いよくドアを閉めた。
しょっぱい…涙がしょっぱいよ…
お兄ちゃんに裏切られただけで私
すっごく悲しんでる
心にブラックホールが出来たみたい
ヒロト
帰って…帰ってお兄ちゃん!
愛菜
ヒロト
愛菜
愛菜
愛菜
美智子
美智子
ヒロト
美智子
美智子
うるさいうるさいうるさいっ…!!
そんなお世話いらない!!
いちいちそんな事言わないでよ!
それから私は泣き疲れて眠ってしまった。
起きると8時だった。
4時間ぐらい眠ってしまった。
そーっと下に降りていくと、お兄ちゃんが泣いていた。
なんで泣いているのか、わたしにはわからなかった。
キッズケータイで琴音にメールを送る。
愛菜
愛菜
愛菜
返事は来ない。
愛菜
お父さんとお母さんは何してるんだろう
まだ悲しい…立ち直れない
愛菜
お兄ちゃんが美智子さんと電話してる
ヒロト
ヒロト
ヒロト
ヒロト
ヒロト
…え……?