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ある日
君は言った
君
私
君
君
君が泣きそうな声で言った
私
君
君
君
俯いたまま君は顔をあげなかった
私
私
君
君
君
君
君
君はそう言うと笑顔で私の顔を見た
そして
次の日
君はどこにもいなかった
「なぜ止めなかった」「なぜ追いかけなかった」
なんどもなんども言い聞かせた
まだ夏が始まったばかりとゆうのに 君は昨日震えていた
「なんでそこで気づかなかった」
なんどもなんども
自分に言い聞かせた
君なら死んでもおかしくない そう思えるほどに体は傷だらけだった
私は
涙が止まらなかった
自分の行動、自分の言葉、自分の弱さ
何もかもが腐っていた
もしあの時止められていたら...?
もう死んでいるかもしれない学校に来ていない君を思うと
震え、悲しみ、自分の醜さ
何もかもが止まらなかった
最近私は毎日海に来る
もしかしたら君がここに居るかもしれない
来る途中、帰る道
どこかで会うかもしれない
すごく切なかった
私
いつも君を思う
私
私
私
私
私
君はもう2週間も学校に来ていない
私はもう死んでしまっている
そう勝手に決めていた
朝、なんとなく早く出て 遠回りしながら歩いていた
「君を探すため。」もう分かっていた
私は毎日、君を探すために 歩いて、走って、休んで、海に来て、君を思い出す
何だか今日は学校を休みたくなった
私
私
いっそ私も死んでしまいたい
通り魔に殺される 誘拐されて殺される 自殺 監禁されて殺される
怖い言葉が頭を横切った
私
昨日は学校に行かず、ずっと海にいた
親にはあたかも学校に居たように接した
こんな生活。悪くないかも。
そう思った自分がバカみたいだった
昨日の夜
友達から「あの子が来た」そう伝えられた
後悔して後悔して
もし行っていたら会えたのに
話せたのに 説得出来たかもしれないのに また あの日の前のように穏やかな毎日を 過ごせたかもしれないのに
ずっとそんなことを考えながら登校した
教室に入ると
君がいた
私
君
君は喋らなかった
私
私
私
私
私
予想通り
君は一言も喋らなかった
それでも私は嬉しかった
君に会えた嬉しさ 君に話しかけられる嬉しさ
ついに言う時が来た
「死なないで。ずっと好きだった」
そう言おうとした時
君
君が喋った
私
嬉しかった
君
すごく特別な気分だった
君
私は浮かれていた
君といれることが嬉しくて
すでに3分が経ったという時
もう遅かった
私
君はどこにもいなかった
そして「みなみ。今までありがとう。大好きだったよ」
そう残して
足跡を辿ると
海だった
波は荒く君を包み込むようにおさまっていった
私
私は探し回った
でも
どこにも見つからなくって どこにもいなくって
私
その後、君が見つかることは無かった
でもなぜか私は生きている
死んでもおかしくない
好きな人が死んでしまったんだ
もう会えないというのに
あぁ....私も死にたい...君のところに行きたい....
どんなに思ったことか
私のせいだ
私が人を殺したんだ
みなてきになるかと思った
でもそれくらい自分でもわかってたから
怖くなかった
でも
誰も私をてきに回さなかった
誰一人たりともてきに回さなかった
君はずっと1人だったのに 私は1人じゃない そんなのでいい??
ほんとうにあってるの?
数日後私は死ぬことにした
私
私
私
私