/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ユキオ
あのさ
？
…
ユキオ
聞いて欲しいんだけど…
？
？
ユキオ
聞いてる？
？
…
ユキオ
今日さ
ユキオ
めっちゃムカつくことがあったんだ
ユキオ
普段なら無視できるんだけど、今日は我慢できなかった
？
どうしたの？
ユキオ
実はさ
ユキオ
バイトの奴らが、みんなで俺のこと馬鹿にするんだって
？
どうやって？
ユキオ
なんかコソコソ話してるし…
ユキオ
俺のこと変な目で見て、クスクス笑ってるんだ
？
へぇ、あんたがそんなこと言うの珍しいね
ユキオ
だろ？俺負担はそんなの全く気にならないから
ユキオ
でも
ユキオ
アイツらめっちゃムカつくんだ
？
まぁまぁ。
？
そんなのよくあることよ
？
深く考えて悩むだけ馬鹿らしいよ
？
いつものあんたみたいにケラケラって笑ってた方が良いよ
ユキオ
そうだな
ユキオ
たしかに俺もそう思う
ユキオ
でも…
ユキオ
…
？
どうしたの？
？
なにかあったの？
ユキオ
今日やっちゃったんだよ
ユキオ
バイトの奴殴っちゃった
？
あらー
？
あんたにしては珍しいわ
？
で？
ユキオ
うん
ユキオ
なんとかその場は一緒にいたバイト仲間が納めてくれたんだけど…
ユキオ
でも腹たつから！
？
まぁ仕方ない子ね
？
あんた小さな頃から普段はのほほんとしてるくせに、一旦キレるとトコトンまでやっちゃうタイプだったから…
？
無茶しちゃダメよ
ユキオ
ああ
ユキオ
まぁ、わかってるから
？
もう夜も遅いしシャワー浴びて寝なさい！
ユキオ
そうすることにするわ
ユキオ
こめんな
ユキオ
こんな遅い時間に
？
いいよ
？
また連絡して！
ユキオ
うん
ユキオ
わかった
ユキオ
今度は楽しい話するわ
？
そうね
？
その方が疲れないわ
？
まずはおやすみなさい
ユキオ
ああ、おやすみ
ユキオはムカムカしてた気持ちが、少しだけスッキリしてベッドの中で眠ることにした
ユキオ
なあ！
ユキオ
起きてる？
？
？
…おはよ
ユキオ
ごめんな、朝早く
ユキオ
なんか困ってて
？
どうしたの？
？
何かあったの？
ユキオ
うん
ユキオ
なんか外が騒がしいんだ
ユキオ
パトカーみたいなのも何台か来てるみたいだし
？
どうしたの？何があったの？
ユキオ
それがわかんないからパニクってるんだって
？
落ち着きなさい！
ユキオ
俺は落ち着いてるよ
？
外の様子はどうなの？
ユキオ
その後 ユキオからのLINEは途絶えた
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
