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さて今回は 初の曲パロ です!

弐十×キル で行こうと思います! 口調が違ってたらごめんなさい

あとちょっと暗めな内容になるので 苦手な方は回れ右

みんなが知ってるか分からないので 一応コメントの方に曲名を書くつもりです

では本編どうぞ!

俺はクラスでいじめを受け不登校になった 毎日毎日飽きもせず繰り返し投げられる言葉の刃 「なんで生きてるの?」 「さっさと死ねよ」 そんなの自分でも分からない 酷い扱いを受け暴力を振るわれても「死ぬ」 という選択を取れず 1人で部屋に閉じ籠るのが精1杯

キルシュトルテ

(俺、なんで生きてんだろ…)

暗い部屋で1人ベッドに力無く寝転がり考える

それでも毎回助けてくれる幼なじみがいた 何か言われていると間に入って 「そんなこと言うな!」 と叫び 暴力を振るわれている時は 「そんなことしてるといつか自分に返ってくるぞ」 と怒りに震えながら諭すように言う

キルシュトルテ

あいつに矛先が向かなければいいけど…

そんなことをポツリとつぶやく

途端にいじめられている時の恐怖が頭をよぎり 震える体を抱きしめるように背を丸める

キルシュトルテ

うっ、くっ…うぁっ(泣)

俺が死ぬのはいいんだ でももしあいつが思い詰めて死んでしまったらどうしよう そう思うと死にたくても死ねない… 誰かを嫌うこといじめることは1種のファッション なんじゃないかって思うことがある 俺がその標的にされたから いじめてくる理由を聞いた時 「なんとなくムカつくから」 と返されてそんなふうに考えるようになった

キルシュトルテ

なんで俺が…(泣)

そう呟いた時コンコンッとノック音がした

キルシュトルテ

(誰だよ…今誰にも会いたくないって言ったのに…)

弐十

キルちゃん…?

ドアの向こうから聞こえたのは いつも庇ってくれていた幼なじみの声

キルシュトルテ

(弐十ちゃん…?なんで…)

弐十

キルちゃんごめん…
俺ちゃんと守ってあげられなかった…

キルシュトルテ

(違う…いつも守ってくれてたのは、庇ってくれてたのはお前だけだった…!)

弐十

口挟んで出しゃばって…
結果いじめがもっと酷くなっていって…

弐十

本当にごめんな…

そんな言葉を聞きたくなくてドアを開ける

キルシュトルテ

…入って

弐十

うん…
ありがとう

それからしばらく続いた沈黙を破るように ポツポツと話し始める

キルシュトルテ

俺、消えたいって…
そう思ってたんだ

弐十

っ…!

キルシュトルテ

でも、俺がそうしたら弐十ちゃん自分のこと責めるだろ…?

キルシュトルテ

そう思ったら今日までできなかった…

キルシュトルテ

だけど、あの日々を思い出すと苦しくて、上手く息ができないんだ…

キルシュトルテ

ねぇ、どうしたらいい…?
俺、自分がどうしたいのかもう分かんないや…(泣笑い)

酷く悔しそうな泣きそうな顔で見つめる彼に 乞うように問いかける

弐十

…確かにいじめを苦にってよく聞くよ
世界中で見たらニュースにもなってないのが大半だと思う…

弐十

でも、できるなら…
お願いだから生きてよ…

弐十

いつか死ぬんなら、今じゃなくて幸せだったって
悔いのない人生だったってそう思えるように今を生きてくれ…!

弐十

今はすごく辛いと思う…
苦しくて苦しくて、消えてしまいたいって…

弐十

自分なんか居ない方がいいんじゃないかって考えちゃうのかもしれない…

弐十

だけどさ、これからは俺と楽しい思い出増やしていこうよ…

弐十

腹抱えて笑いあって、馬鹿だなぁって…
そんなふうに冗談言い合ってさ

キルシュトルテ

そんなの、俺じゃなくたって…

弐十

キルちゃんが居なきゃ嫌だ!

キルシュトルテ

っ…

弐十

俺は!
キルちゃんと笑って生きていたいんだよ…!

キルシュトルテ

そ、んなの…
あいつらだって消えろって思ってる…!

キルシュトルテ

俺なんか消えちまえって
俺と一緒にいたら、弐十ちゃんまでっ…!

弐十

関係ない!!

キルシュトルテ

っ!(ビクッ)

弐十

俺は…
キルちゃんと笑ってる未来を望んでる

弐十

自分に向けられた悪いとか
そんなものどうだっていい

弐十

俺はただ…
キルちゃんには、生きてて欲しいんだよ!

涙でぐしゃぐしゃになった顔で必死に訴えてくる 生きてて欲しいと、一緒に笑っていたいと

キルシュトルテ

(俺は…俺だって…!)

キルシュトルテ

生きたい…

ただ一言、絞り出すように呟いた言葉 その言葉が全身に血が巡るように沁みていく

弐十

っ…!
なら生きよう

弐十

生きて、一緒にあいつらに笑ってやろ
俺らは楽しく生きてるぞって…(泣)

キルシュトルテ

うん…うん…(泣)

それから暫くは抱きしめ合いながら泣いた 涙がかれるまで泣きはらしいつの間にか一緒に ベッドで眠りについた

起きた時にはなんだかスッキリした気分で これからの未来に思いを馳せる2人

その顔は笑顔に満ちていた

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

というわけで曲パロは「カンザキイオリ/命に嫌われている」でした 思っていたよりも暗くなってしまいましたねw 自分の解釈と曲の歌詞を織り交ぜながら書いたので実際の解釈とは違うのかもしれませんが、こういう作品を書けて満足してますw

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