テラーノベル
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⚠ATTENTION⚠
・実験施設、人外、能力者パロ ・見方によってはアメナチに見える可能性があります。 ・センシティブなし ・なんでも許せる方向け
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
制御室の中央。
天井まで届く巨大モニターの前で、三人は立ち止まった。
暗かった画面が、ゆっくりと光を帯びる。
白い文字が浮かび上がった。
Phase2 起動確認 選別処理:実行中
低い電子音が、室内に反響する。
アメリカが眉をひそめた。
アメリカ
画面が切り替わる。
無機質なリスト。
【維持個体】 ・ナチ ・イギリス ・フランス ・日帝
【処分個体】 ・ソ連 ・アメリカ ・中国 ・ロシア ・イタ王 ・イタリア ・ドイツ ・日本
空気が止まった。 ナチスの視線がゆっくりと下へ落ちる。
処分する個体。 その中に、黒ランクの名がある。
ナチ
静かな声。
ナチ
沈黙。 モニターの端に、小さな補足が表示される。
黒ランク個体: 出力過剰/制御困難 不確定要素大 排除推奨
アメリカが、乾いた笑いを漏らした。
アメリカ
ソ連
ソ連は何も言わない。 ただ、画面を睨んでいる。
ナチスの名は、確かに『維持固定』にあった。
その横に、別の表示が追加される。
個体コード:N-01 適合率:99.8% 融合安定性:確認済 最終段階:成功例
アメリカの視線が、ゆっくりとナチスへ向く。
アメリカ
その声は、低い。
アメリカ
ナチスは画面から目を離さない。
ナチ
小さく息を吐く。
ナチ
だが、次の瞬間。 モニターがさらに書き換わる。
N-01: 国の化身因子 × 人間素体 複合適合成功体∣キメラ
空気が、凍る。 アメリカの喉が鳴った。
アメリカ
ソ連
ソ連の瞳がわずかに揺れる。
ナチスの視界が、ぶれる。
人間。 それは事実だ。
だが、それだけではない。
画面は、続ける。
通常個体: 人間素体 → 因子注入 N-01: 因子保持体 × 人間素体 特殊交差生成
違う。
作られた存在ではない。
掛け合わされた存在。
ナチスの拳が、わずかに震えた。
ナチ
記憶の断片。 妙な違和感。 自分だけ、どこか歪んでいる感覚。
すべてが繋がる。
背後で、アメリカが呟いた。
アメリカ
アメリカ
その声は、強がりを失っていた。
ナチスを見る視線。 そこに混じるのは、恐怖ではない。
羨望。
アメリカ
アメリカ
ナチスは振り返らない。
ナチ
アメリカ
アメリカの拳が震える。
アメリカ
ソ連
ナチ
静まり返る制御室。
モニターの表示が、さらに進む。
Phase2: 処分個体の順次停止準備 開始まで 00:07:59
ソ連が低く言った。
ソ連
ナチスの目が、冷たく細まる。
選別。 維持。 処分。
施設はもう、次の段階へ進んでいる。
ナチスは静かに告げた。
ナチ
その声には、迷いがなかった。
けれど。 胸の奥に、ひとつだけ残った感情。
自分だけが“残される側”だったという事実。
それを、まだ整理できずにいた。
巨大モニターのカウントが、静かに減っていく。
00:07:32
Phase2は、もう始まっている。
To be continued
コメント
4件
4人が残って他は処分…恐ろしや キメラ…ナチさんはキメラだったんですね…何か自分でも違和感があったんでしょうか…まあ実験体っていうことには変わりがありませんが… 続き楽しみ…

もうなんか感動