ヒロは勘が鋭い。
反応が遅れたとしても、ちゃんと正しい方を選ぶ。
だからこそ、俺にとっては怖い存在。
たっつん
勘づかれればそれでおしまい。
るな
終わらせない為に、俺はぽんぽんと狂言を吐く。
やっぱいいやと何度も繰り返し、忘れていく人の記憶を頼りに嘘を吐く。
悪役のようだって?それはどうだろうな。
るな
誰だって、幸せなハッピーエンドを望んでる。
たっつん
でも、それは全員にとってハッピーエンドなのか…?
誰もが笑って過ごせる未来、俺だって望んでるさ。
でも、その世界に俺は──
るな
『居させてくれる…?』
うり
ヒロ
俺が目を覚ましたのは、ヒロの部屋出ヒロの腕の中。
目が合えばいつも通り笑ってくれる。
眩しい…
うり
ヒロ
ヒロ
辺りの雰囲気がゆっくりと暗くなるのが感じる。
俺を見つめるヒロの目は、いつも通り優しくも、微かな思いが滲み出ていた。
うり
ヒロ
優しく撫でてくれる。
髪をすくうように優しく愛でてくれる。
暖かい…すごく好き…ずっと…このままがいいなんて…
ヒロ
うり
ヒロ
ヒロ
俺は答えなかった。
ただ、ギュッと強く抱きしめた。
ヒロ
ヒロがおかしく感じたんだ。
笑っていて…?いつも通り、優しく暖かく。
うりさんって呼んで…?その甘い声で。
ヒロ
どんなヒロでも大好きだから。
ヒロ
笑って、笑って…?
ヒロ
ねぇ…泣かないでよ…
ヒロ
うり
うり
ヒロ
うり
うり
コメント
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たっつんさんとるなさんが黒幕か...?でもそのシーンのテキストにちょこちょこ意味深な言葉が入ってるのが何かの伏線を置いてる様にしか見えない.... これからのストーリー展開が楽しみすぎて禿げました...
え神
神なう