現在他のシリーズも書いてるんで少々お待ちください
それではスタート
次に目が覚めたのはいつだったか
基地から出て、任務に行って…
なんだか嫌な予感がした
仲間を失ってしまうんじゃないか
そう思った
嫌な汗が出て服がくっついて、気持ち悪かった
気分も悪かった
_大きな爆発音がした
俺はその時国の外に居た
必死に走って国に戻った
俺達が愛した国は
zm
燃えていた
ゴォ、ゴォと炎があがる
燃えている家の瓦礫からは腕が伸びていたりしていた
少なくとも生きてる人間は居なかった
恐怖で頭がおかしくなりそうだった
恐怖で動かなくなりそうな足を動かして
家へと、走った
辺りが暗い
燃えた家の灰だろうか
見えづらいが目を凝らして周りを見た
zm
家族は皆捕えられていた
os
久しぶりに帰って来ていた彼も居た
ni
皆ボロボロだった
…近くには
副隊長達が、兵が、転がっていた
zm
皆体が欠けていた
色とりどりの瞳がこちらを見て驚いていた
皆「どうして」とか「なんで」と困惑していた
知らない瞳もあった
β国とΩ国だった
β国は同盟を結んでいた筈だった
…裏切ったんだ
β国兵
Ω国兵
zm
目眩がした
怖かった
仲間だったのに
なんで
なんで
なんで
疑問と恐怖、焦りで動けなかった
_俺達が忠誠を誓った、彼の声がした
gr
今まで見た事なくて、聞いた事のない表情と声だった
俺は皆とは反対方向に走った
後ろを見た時
彼等は安堵の顔をしていた
…どうして、俺は
ガシャン!!
そう音がする
家族達に首輪がつけられ、武器も奪われる
綺麗だった服もかなり汚れてしまった
冷たい床に乱雑に放り投げられ、首輪の重さで受け身が上手く取れずぶつかる
gr
家族は無事だろうか
そう思い周りを見回す
sn
syp
ht
os
良かった、生きてる
確認した後、別の事が思い浮かぶ
“彼”は逃げれただろうか
末っ子は、無邪気な彼は
……きっと大丈夫だ
俺達がもしもの時の術を叩き込んだのだから
きっと、生きていける
gr
久しぶりに訛りが出た気がする
…まぁ、いいか
俺達はこれからこの国に使い潰されるのだろう
せめて、最後まで守り合おう
zm
もうどれくらい走ったのだろうか
足が痛い
皆にもう会えないのだろうか
…嫌だ
それだけは、絶対に
また会いたい
絶対に会える筈だから
……
ねぇ、神様
zm
透明な液体が目から溢れて来る
ふと、空を見上げた
zm
そこには綺麗は星空が広がっていた
俺の今の心とは真反対な、綺麗な星空
zm
ほんと、今日は最悪な日だ
なんで俺の家族がこんな目に遭わないといけんのや
…分からんわ
もう暗いし眠りたい
…別に草むらの上でもいいか
横になり、目を閉じる
zm
gr
『『どうか彼等が幸せでありますように』』







