コメント
3件
桃
白
それから、俺はいろいろとないちゃんに説明した。
薬を作った病院は、ないちゃんが人魚であることを知っているだろう。
あの病院が属す団体は、俺らのような人間ではない不純物をこの世から取り除こうとしている。
それらは一定数いて、ほとんどが正体を隠している。
だから、そういうことを相談しやすいように病院となり、どんどん排除していっている。
薬の名前であったNの部分、今回はないちゃんだったからNだっただけ。
りうちゃんやったらLになるし、いむくんやったらHになる、俺やったらSになる。ただそれだけのこと。
すべて、今までの時間を費やした結果だ。
白
白
桃
白
白
白
そう言ってこちらを見たしょうちゃんの目はきらきらとしていて。
白
それでも、何かに押しつぶされそうになっていて。
必死にもがいて、もがいて。
決して逃げ切ることのできない何かから必死で逃げているような、そんな。
桃
俺は何も言うことができなかった。
桃
白
酷くびっくりした顔の君は、そのまま何も言わなかった。
桃
白
おやすみ、と言って俺は部屋から出た。
桃
うさぎは何匹じゃなくて何羽って数えるんだっけ、なんて考えながら。
桃
部屋から出ると、まろが口元を抑えて立っていた。
青
青
嘘つき
なんにもないわけないのに。
桃
青
桃
青
NEXT(♡1000)→