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戦いの跡から数日後。

公式には 「学院関係者は一時退避」 という名目で、ルカたちは大陸反対側の中立都市へ移動していた。

勇者陣営と魔法使いギルドが拠点を置く土地。 敵でも味方でもない、“世界の外縁”みたいな場所。

境界都市ノクティス

ユウ

……なぁ、ここ、思ったより普通だな

アリア

ええ。戦争の匂いがしない

ルナ

でも、お店いっぱいある!

レンの魂は、 小さな結晶に収められ、ルカの胸元にある。 ルカは、何も言わずに歩いている。

宿泊先:月影のホテル《ルナ・ヴェール》

古いけど清潔。 窓からは街と、夜には二つの月が見える。

受付

……複数名様ですね

ルカ

はい

鍵を受け取ったあと、 ロビーのソファに一度、全員が腰を下ろす。

ユウ

……なぁ

ユウ

今日は、何もしねぇでいいよな

アリア

……ええ

アリア

今日は、“生きてる”だけでいい

ルナ

……お風呂、入っていい?

ルカ

……行ってこい

部屋は静か。 ベッドに腰掛け、 ルカは胸元の結晶を取り出す。

中で、 金色の光が、かすかに揺れている。

ルカ

……レン

返事はない。 でも―― 結晶が、ほんの一瞬だけ、あたたかくなる。

ルカは、息を吐いた。

ルカ

旅行か…悪くないな。

窓の外。 街の灯りと、 欠けた月。

ルカはそのまま眠りについた。

月影のホテル《ルナ・ヴェール》・ロビー

外は薄紫の空。 ロビーには、旅人の話し声と、静かなピアノ音。 ルナとアリアはソファで地図を広げている。 ユウは売店で何かを物色中。

ルカは―― ロビーの柱にもたれて、ぼんやり天井を見ていた。 そのとき。 カラン、と 自動扉のベルが鳴る。

??

……ただいまー、ノクティス

少し高めで、明るい声。 振り返ったのは、 ルナだった。

ルナ

……あれ?

少女がひとり、 大きなバッグを抱えて立っている。

ユウ

……おい

アリア

……まさか……

ルカの視線が、ゆっくり下がる。 少女の首元に下がっているペンダント。 見覚えがある。 デイモンが、絶対に外さなかったやつと同じ形。

少女が、受付に向かって言う。

ユナ

予約してた、ユナです

ユナ

……毎年ここに泊まってて

その言葉で、 空気が止まった。

ルカ

…毎年?

ユナが、ふと振り向く。 視線が―― ルカたちに、止まる。

ユナ

……え

ユナ

…なんで、デイモンの仲間が……?

ルナ

……あなた……

ユナ

……ユナです

ユナ

デイモンの……妹

その瞬間。 ユウの手から、 商品が床に落ちた。 カラン。

ユウ

……うそ、だろ……

アリアは、言葉を失っている。 ルカだけが、 一歩、前に出た。

ルカ

……デイモンは

ルカ

毎年、このホテルに来てたらしいね。

ユナは、うれしそうに笑った。

ユナ

うん!、兄ちゃん、ここ好きでさ

ユナ

『世界で一番、何もしなくていい場所』だって

その笑顔が―― 一瞬で、崩れる。

ユナ

……でも

ユナ

今年は、来なかった

沈黙。 ルカの胸元で、 レンの魂の結晶が、かすかに震えた。

ユナ

……ねぇ

ユナ

なんで……みんな、そんな顔してるの?

ユウが、歯を噛みしめる。 アリアは、目を伏せる。 ルナは、ぎゅっと拳を握る。

ルカ

……ほぼ同じ日に、来たんだな

ユナ

……え?

ルカ

……偶然じゃない

ルカ

たぶん

ユナ

……なに、それ

ユナのペンダントが、 淡く――金色に光る。

ユウ

……デイモン……?

ユナの目に、 ゆっくり涙が溜まる。

ユナ

……兄ちゃん……?

ユナ

……来てるの……?

ルカは、 初めて、はっきりとうなずいた。

ルカ

……ああ

ルカ

ここに、いる

ロビーの外では、 二つの月が、静かに並んでいた。

ユナはルカ達と仲間になることを…*ケツイ*した。

街を探索していると…

???

ねぇちょっといい?

ルカ

…?

そこには赤い髪の男子がたっていた。 同じくらいの年齢だ。目は開いていない。ナンデ?

???

キミ、す~ごく強いでしょ?

ルカ

…?なんで?

???

だって…見えるも~ん?

ルカ

ぇ?あー。もしかして…魔法使い?

???

そう!なんでわかったの?

ルカ

魔法使いって、その人の強さがオーラとして見えるんだろ?

???

へぇ~?詳しいじゃん?

ルカ

当たり前~

???

自己紹介がまだだったね。ごめんごめ~ん

???

僕カイトっていうんだ~☆これでも一流探偵だよ~

ルカ

おぉ、すごいな

カイト

キミに話しかけた理由は…ちょっと仲間になってほしいくてさ、

ルカ

仲間?いいけど…

カイト

ぇぇ?いいのー?

ルカ

……で、仲間って何するんだ?

カイトはくるっと一回転して、指を立てる。(中指じゃないぞ!!)

カイト

簡単に言うとね~

カイト

世界が一回、詰みかけてる~☆

ルカ

軽く言うな

ユウ

なにそれ怖い

アリア

……探偵って、そういう情報どこから?

カイト

“見えないもの”を見るのが仕事だからさ☆

そう言って、閉じたままの目を指差す。

カイト

キミたちの周り、魂の残響が多すぎる

カイト

普通の旅行じゃないよね?

ユナが一歩前に出る。

ユナ

……兄が、死んだ

ユナ

でも……ここにいる

カイト

……やっぱり

ルカ

やっぱり?

カイト

うん。最近ね

カイト

**“死んだはずの存在が、世界に残り続ける現象”**が増えてる

レンの魂が、ルカの胸元でわずかに光る。

カイト

それ、勇者側も気づき始めてるよ

カイト

だから――

カイトはニヤッと笑う。

カイト

強いやつを、囲い込みに来る

アリア

……勇者たちが?

カイト

そうそう

カイト

で、キミは――規格外

ルカ

……よく言われる

カイト

しかもさ

カイト

キミ、世界に嫌われかけてるでしょ?

ルカ

は?

カイト

大丈夫大丈夫!

カイト

嫌われてる=注目されてる、だから!

ユウ

嫌われてる=注目されてる、だから!じゃねぇんだよ、フォロー下手かw

カイト

僕の目的はこれ!

✔ 世界の歪み調査 ✔ 勇者サイドの動き監視 ✔ ついでに強いやつ確保

ルカ

ついで扱い雑だな

カイト

でもさ、キミなら、“選べる”!

ルカ

……何を?

カイト

英雄になるか…

カイト

それとも――

カイト

物語を壊す側になるか☆

沈黙。 風が吹き抜ける。 ユナが、ルカの袖をつかむ。

ユナ

……ルカ

ユナ

兄ちゃんのこと……

ユナ

無駄にしたくない

アリア

……私も

アリア

もう、誰も失いたくない

ユウ

ま、死なせる気もねーけどな

ルナ

お兄ちゃんが行くなら、わたしも行く!

ルカ

……仲間になる条件が一つ

カイト

お、なになに?

ルカ

俺の大事な仲間に手出したら

ルカ

勇者でも、世界でも――

ルカ

敵に回す

カイトは、一瞬固まり―― 次の瞬間、めちゃくちゃ楽しそうに笑った。

カイト

最高じゃん!!

カイト

そういうの大好き♡

手を差し出す。

カイト

改めてよろしく~

カイト

探偵のカイトです☆

ルカ

魔王候補のルカだ

ルカ

……面倒事、増えたな

カイト

うん!でもさ、面倒な物語ほど、面白いでしょ?

ユナ(14)*大人しい。発言は少なくはない。でも話してみると面白い。ゲームが好き。実はBL好きの腐女子。みんなには内緒。好きな食べ物は、マンゴーとパイナップル、マフィン。推しカプは…ユウ×ルカ。種族は悪魔…? *魔力 10 *攻撃力 490 *防御 60 *HP 2100           *たおすともらえるEXP 2000              カイト(18)*ここら辺では有名な探偵だよ~ん☆どんな問題でも解決してみせるっ!好きな食べ物は、マシュマロ~♡種族は魔法使い!!すごいでしょ?ね?ね?覚醒すると目があくらしい(本人いわく) *魔力 9 *攻撃力 860 *防御 60 *HP 5000 *たおすともらえるEXP 9000

異世界男子校なのに、なんか1人……女子がいる件。

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