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ここはとある魔法と技術、剣の世界。 そんな世界に住む1人の少女のお話、
そしてそんな世界に呪われた1人の人間の物語でもある。
上映中はお静かに。
それじゃあ…どうぞ、ご覧下さい
シオン･ハナニラ
あの…王様、私に何か用でしょうか…
王様
おぉ、ハナニラ、待っておったぞ。
王様
可愛い可愛い孫娘にこんなことを頼むのは酷じゃが…
シオン･ハナニラ
…？
ハナニラは、困惑した様子で首を傾げる
王様
お主には魔王討伐に行ってもらう！
シオン･ハナニラ
えっ…！
何故ですか！！
何故ですか！！
シオン･ハナニラ
私なんかに『勇者』が務まるわけ…
王様
お主のその健気さだ、その健気さが欲しい！
シオン･ハナニラ
…はぁっ！？
いつも気弱な少女が、その日だけは声を張り上げ、こう言う
シオン･ハナニラ
そんなふざけた事言わないでください！健気なだけじゃ勇者なんて…
王様
その正直さも…じゃよ、
シオン･ハナニラ
…はぁ、しょうがないですね
ため息をつき、了承する
王様
おぉ！そうか、なら旅支度金としてこれを持って行くといい、200000Gが入っておる。
そういい、Gと大きく赤色で書かれた袋をハナニラに渡す
シオン･ハナニラ
はい、それでは。旅支度に行ってきます
シオン･ハナニラ
えぇっと…弓と、防具は買ったし、これで良いかな、！
シオン･ハナニラ
残りのお金は…
シオン･ハナニラ
28Gか…ご飯買っていこうかな、
MOB
よってらっしゃいみてらっしゃい！
MOB
異国から仕入れたタレを使ったイノシシの串焼きだよ〜！
シオン･ハナニラ
あ、あの…
MOB
ん？なんだい嬢ちゃん、何か買うのか？
シオン･ハナニラ
イノシシの串焼きを1つ、、
MOB
おう！13Gだぜ！
シオン･ハナニラ
お願いします！
ハナニラはそういうと13Gを渡し、串焼きを作っている所を眺めている
MOB
そういや…嬢ちゃんは冒険者か？
シオン･ハナニラ
…あ、はい！
MOB
そうか、怪我はしねぇよう気ィつけろよ！
MOB
ほら、串焼きだ
そういうと、ハナニラに焼き終わった串焼きを渡し
シオン･ハナニラ
ありがとうございますっ！
ハナニラはそう言い、歩いてどこかへ行くのであった
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