セイ(鬼)
カナデ
セイ(鬼)
カナデ
カナデ
以前の自分なら、躊躇なく彼女を喰らっていたはずだった
『こいつを、喰いたくない……』
感じたことのない思いに戸惑う
セイ(鬼)
カナデ
セイ(鬼)
セイ(鬼)
カナデ
カナデ
カナデ
カナデ
カナデ
カナデ
カナデ
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
カナデの家を出ていってから、数日後──
セイ(鬼)
極度の飢餓状態に苛まされていた
セイ(鬼)
魚、獣肉、石榴で凌いでいたが…………
セイ(鬼)
頭を押さえる
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
無意識に足はカナデの家の方へと向けていた
セイ(鬼)
なにか様子がおかしかった
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
そのにおいは家屋の中から、漂ってくる
セイ(鬼)
家屋の中は血の海と化していた
人喰い1
人喰い1
人喰い2
人喰い3
セイ(鬼)
セイ(鬼)
人喰い1
セイ(鬼)
人喰い1
セイ(鬼)
がりっ
人喰い1
人喰い1
セイ(鬼)
人喰い1
指をさした方に視線を向けると……
セイ(鬼)
生首が置かれていた
セイ(鬼)
人喰い1
人喰い1
セイ(鬼)
人喰い1
セイ(鬼)
その場にいた人喰いたちを問答無用で八つ裂きにした
セイ(鬼)
カナデの頭をかかえた
セイ(鬼)
セイ(鬼)
口を大きく開き、頭を喰らい始めた
ばりっ
がりっ
最後の肉を飲み込む
セイ(鬼)
セイ(鬼)
涙をこぼしていたことに、最後まで気づかなかった…………
──100年後
たったった
セイ(鬼)
ばきっ
逃げられないように、足の骨を折った
声にならない悲鳴が上がる
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
あれ以来、人間を喰うのはやめた──
セイ(鬼)
ばきっ
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
片手で相手の首を掴み、握りしめる
なんとか抵抗するが、びくともしない
セイ(鬼)
ぼきっ
首の骨が折れ、絶命した
セイ(鬼)
セイ(鬼)
セイ(鬼)
森の奥へと進んでいった
それから、長い年月が経った──
逝
紅紫
逝
紅紫
ゴッ
逝
頭を押さえる
逝
逝
紅紫
逝
逝
逝
紅紫
逝
紅紫
逝
カナデ
逝
逝
カナデ
カナデ
カナデ
カナデ
逝
逝
コメント
3件