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怪奇現象回収係

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怪奇現象回収係

5 - 怪奇現象回収係 五話

♥

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2022年05月08日

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翌日

休日で学校が休みだった嵐は、一人出に物陰に移動した

周りを見回し、人がいないことを確認すると、

「出てきて良いですよ」

と一言。

すると、突然現れた黒いワープゲートの様な物から女性が出てきた

女性は嵐に向かって「進捗は?」と問いかける。

嵐「はい。言われた通り、標的に近付く為、怪奇現象回収係に加入しました」

嵐が言うと、女性は満足げに、「流石、神童と呼ばれていることはあるな。」と言った

嵐「いえいえ、とんでもない...」

女性「引き続き、仕事を続行しろ」

嵐「ハッ!」

嵐が了承すると、女性は黒いワープゲートを通り消え去った

嵐が去っていくと、その直後に草優が通りかかった

草優「ん?あそこにいるのは...」

草優「嵐だ!おーい!嵐〜!」

草優が呼びかけると、嵐は立ち止まり草優へ振り返った

嵐「どうしました?こんな朝方から...」

草優「さっき、何かしてたよね〜?何してたの〜?」

嵐は少し驚いた様子だったが、すぐに持ち直し、

「...気の所為では、ないでしょうか」

と言った。草優は不思議そうに、

「え〜?そう〜?君と誰かもう一人、話してたような気がするんだけどな~?」

嵐「...気の所為です。私は今日は今の所、貴方以外誰とも喋っていませんよ。」

草優「そうなの〜...?」

嵐「そうですよ。では私は急いでいますので...」

そう言うと、少し慌てた様子で走り去っていった

草優が呟く

草優「...なにか隠してそうだね」

一方その頃、嵐と話した女性は、ワープゲートを出て、謎の廃洋館に行った

女性「只今戻りました〜...」

女性に気が付いた眼帯をした男性が言った

男性「お帰り暗奈。どうだった?」

暗奈と言われているその女性は、呆れた様に話した

暗奈「あんな簡単な事、失敗されたら失望しますよ。今も失望してますが...」

暗奈「正直、頭の悪いガキとしか思えませんね。嵐は世間に神童やら言われてましたが、過大評価なのでは?」

男性「まぁ、嵐は精神的にはまだ劣るでしょ。褒めるだけで機嫌が取れる程子供だからね。彼女が弱いのも事実だ。...私達が強すぎるだけかもしれないけどね」

暗奈「それもありますよねw更にそれを自覚していないという...どうしようも無いガキですよ。本当」

男性「そうだね。軽く目に留まったから引き入れたんだけど、誤算だったかな?」

暗奈「ま、代わりなんて幾らでも居ますし、前向いていきましょ」

男性「そうだね...。」

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