望-のぞみ
かなた…くん…
叶-かなた
叶-かなた
のぞみちゃん!
望-のぞみ
私の…ぶん…まで…
がんばって…生きて…?
がんばって…生きて…?
ピ─────────ッ…。
おばさん
のっ、のぞみ…!
いやぁぁぁぁ!
いやぁぁぁぁ!
死んだ幼馴染に言われた。 『私の分まで頑張って生きて』 そんな約束を交わした…けれど
それはできなさそう…だ
叶-かなた
(今、俺は学校の屋上にいる)
叶-かなた
(ここから飛び降りたら
落ちている間に死ぬだろう)
落ちている間に死ぬだろう)
叶-かなた
叶-かなた
…っ
理由は… 俺は頼まれたら断れない性格で、 いつも学校でコキ使わされていた。 教師に相談しても、 『ただのじゃれあい』としか言ってくれなかった。 それだけではないが、 これは言えない。 恐ろし過ぎて…
叶-かなた
叶-かなた
(ごめん、望…)
望-のぞみ
俺が屋上の柵に登った時、誰かが俺の腕を引っ張った。
叶-かなた
叶-かなた
…望…⁈
望-のぞみ
望-のぞみ
…やっほ
叶-かなた
な、なんで…!
望は死んだ…はず
望は死んだ…はず
望-のぞみ
そう、死んだよ
だけどね、よく幽霊はさ
だけどね、よく幽霊はさ
望-のぞみ
この世に未練がある魂が幽霊になるとかいうじゃん?
望-のぞみ
それなの。
望-のぞみ
望-のぞみ
あんたの事だから、
いじめられて、自殺でもするのかと思ってね
いじめられて、自殺でもするのかと思ってね
叶-かなた
…!
望-のぞみ
望-のぞみ
絶対生きなよ
望-のぞみ
約束!
そう言うと、望は自分の左手の小指を差し出した。
叶-かなた
叶-かなた
…っ
俺は、涙が溢れるのを我慢して 自分の小指を望の小指に絡めた。
望-のぞみ
指切りげんまん
嘘ついたら地獄行き!
ゆーびきった♪
嘘ついたら地獄行き!
ゆーびきった♪
叶-かなた
叶-かなた
望…っ…ぁ…っ
望-のぞみ
ギュッ
望-のぞみ
望-のぞみ
頑張ってね
約束♪
約束♪
そう言うと、望は風に乗られ、消えていった…。
叶-かなた
叶-かなた
望…
叶-かなた
俺、もうちょっと頑張ってみる
俺は君の夢を、 叶えてあげるからね。






