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#シンママ
沙華やや子
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玉葱三太郎
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コメント
1件
いやもう、24話でこの展開はズルいわ……! 結莉が羽矢斗とジャンくんを同一人物として受け入れるまでの心の動き、すごく丁寧に描かれててじんわり来た。特に「全部を愛さなくていい」って羽矢斗のセリフ、グッと来たな。最後の皐月へのカミングアウト、どうなるか気になる!
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
二人はアイスコーヒーを注文した。
――――こんな時……『えー! マジ~!? 羽矢斗ってジャンくんだったのー』
と、このミラクルに笑って喜ぶ女性も居るかもしれない。
でも結莉の今の心境は真逆だ。混乱状態。
そしてなによりも気がかりな
『ジャンくん(羽矢斗)が惹かれていたという、もう1人の女性の存在』
しかし結莉だって、ジャンくんと羽矢斗でハートが揺れた時期があったのが事実ではないか。
自分でもわかっている結莉。
やって来たアイスコーヒーを一口飲み、ストローで氷を回す結莉。
羽矢斗
結莉
俯いたままの結莉。
羽矢斗
結莉
羽矢斗は続けて話し出した。
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗
結莉
結莉はアイスコーヒーを一気にグラス半分まで飲んだ。
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗
そう言って羽矢斗は頭を下げた。
その言葉を聴いた時結莉は、改めて自身のことを思った。
結莉
結莉
結莉
結莉
結莉
結莉
結莉
羽矢斗
少しだけ二人の間に沈黙が流れた。
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗
結莉は涙ぐんで来た。
その通りだから。
別にジャンくんを嫌っていたわけではない。だのになぜか知らぬが、ジャンくんを自分の中から追い払いたい。
それは男性二人に自分の心が動いてしまっていたという自己嫌悪からかもしれない。
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗
結莉の瞳からボロボロと涙の粒がこぼれ落ちる。
心の底から羽矢斗を求めた。
体が疼く感覚がする。
小さな声で結莉は
結莉
と言い、テーブルの上のペアリングをはめている羽矢斗の大きな手を懸命に握った。
羽矢斗
結莉の右手薬指にはめられている揃いの指輪が光った。
二人は『ローザ・フェルグ』を跡にし、少し歩いた所にあるラブホテルへ入った。
――――部屋に入るや否やふたりは無我夢中で抱き合った。
結莉
羽矢斗に愛撫されながら、結莉は情熱を放出させた。
羽矢斗と結莉は一つになり、互いがどんなに必要かということを思い知った。
結莉の中で『ジャンくんへの変なこだわり』が溶けて無くなった。
ホテルのサービスであるスポーツドリンクを、小さな冷蔵庫から結莉が取り出していると、羽矢斗が
羽矢斗
と言った。
バスローブを纏った結莉は、手にしたスポーツドリンクをテーブルに置いたあと、長い髪の毛をかき上げつつ
結莉
と羽矢斗の座っているソファーに座った。
バスローブ姿の羽矢斗はドリンクに手もつけずに早速言う。
羽矢斗
結莉の瞳をじっと見つめる羽矢斗の目は、熱を帯び真剣だ。
結莉
結莉
結莉
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗に崩れながら泣き、結莉は
結莉
と言った。
結莉と羽矢斗の熱情は周りの景色を溶かしそうなほどだ。
二人はホテルを出たあとも、もつれそうになりつつくっついて歩いた。
時々結莉は隣を見上げて羽矢斗の視線を求める。
すぐに応える羽矢斗。
絡み合うラブリーな瞳と瞳。
心の片隅で結莉は
結莉
と気がかりではあるが。
羽矢斗から受けたプロポーズのことだ。
羽矢斗
羽矢斗
羽矢斗
まるで結莉の心が見えているかのような羽矢斗。
結莉は
結莉
と、羽矢斗の肩に頭をちょこんと載せた。
絵に描いたようにファンタスティックな恋人同士が電車に乗ったのは午後3時半。
少しだけ混んでいたが二人は座席に並んで座れた。
ずっと手を繋いで離さない羽矢斗と結莉。
結莉は心地良くモジモジしている。
羽矢斗と一緒に居ると少女に戻れるのだ。
羽矢斗は電車の中でクールな表情だが、時々結莉と目が合うと匂い立つような艶っぽい視線を結莉に浴びせる。
結莉
結莉の中にあった『ジャンくんへの戸惑い』はどんどん消えて行く。
お別れの駅に着いた。
結莉が電車を降りるため立ち上がると、羽矢斗も立ち、扉まで行く。しっとり濡れていた二人の掌が離れた。
切なくなる瞬間。
また逢えるのに。
ゆっくりと電車が動き出す。
笑顔を絶やさず、電車に乗っている羽矢斗を見送る結莉。羽矢斗は一瞬真剣なまなざしを見せた。
結莉
結莉は強くそう想った。
改札を出ると雨はすっかりやんでいた。赤い傘を左手に持ち、右手の人差し指を顎に当てている結莉。考えているのだ。
結莉
結莉は思い悩むが、幸せな心地に溢れている。
結莉
結果、そのまんまを自然にありのまま羽矢斗とのことを話そう、と考えは辿り着いた。
結莉がスーパーに寄り帰宅したのは17時過ぎ。皐月はまだ帰って居なかった。
すぐに部屋着に着替えエプロンを着け、夕飯の支度に取りかかる結莉。食べたくて、今日は簡易的な素を使った寿司ごはんにする。 錦糸玉子を焼き、スーパーで買って来た青じそと、カニカマ・お造りを切って行く。 ごはんはセットしていたので炊き上がっている。
サーモンとマグロを切っていると
皐月
と元気に皐月が帰宅した。
結莉
皐月
キッチンのお刺身を見て嬉しそうにする皐月。
皐月
結莉
皐月
結莉
機嫌よく皐月は洗面所へ向かって行き、そのあと自分の部屋へ入って行った。
結莉は、羽矢斗とのことを、美味しく食事を済ませた後に落ち着いて皐月に話そうと決めた。
皐月
皐月はおかわりをしよく食べた。結莉も山盛りの寿司ごはんを戴いた。
結莉
ウキウキする心地の結莉。
羽矢斗からプロポーズを受けたんだもの! 歓びを抑えるなんて難しい。
結莉
皐月
手を合わせ、声を揃える仲良し親子。
早速結莉は切り出した。
結莉
皐月
結莉
皐月
と皐月はテーブルの食器をシンクへ運び始めた。
結莉
結莉は洗剤をしみ込ませたスポンジを泡立てキュッキュとお皿を洗う係。皐月はそれらの泡をお湯で綺麗に洗い流して行く係。母子が炊事場に並んで立っている。とっくに皐月は、小柄な母親の身長を追い越している。実は小学6年生の時に!
なんとなく隣の皐月を見
結莉
と微笑む母・結莉。
皐月
と言って皐月は笑った。
結莉
あと皐月が洗い流すのはしゃもじ1つだけ。 さあ、洗い物は終わった。 二人はソファーのあるリビングへアイスミルクティーのグラスを持ち移動した。
そして向かい合う母子。
結莉
自然と結莉の口をついて出た。
皐月は
皐月
結莉
皐月
結莉
と、結莉は、痴漢から自分を守ってくれたヒーローとジャン・ロイドンくんが同一人物で驚いた経緯なども話した。
皐月
皐月は、結莉の話を真剣に話を聴いている。
結莉
皐月
結莉
皐月
結莉
皐月
ミルクティーをストローで飲みつつ皐月が返事をする。
結莉
皐月
結莉はちょっと緊張した。 でも娘に打ち明けた。
結莉