いつしか泣くのをやめた
全て海に沈めた
誰にも悟られぬように
なのに君は泣いていた
大寿
武道
武道
武道
何故こんなにも真っ直ぐ見つめるのか
何故君の目は曇らないのか
僕には到底わからない
分かろうとなんてしない
大寿
大寿
武道
大寿
大寿
逃れようとしても
逃れられないコレは
僕をどうしたい?
泣きたい訳じゃないけども
それでも辛くはなってしまう
“生きるのなんてやめたいな”
そう言うと必ず君は言うんだ
武道
何故泣くのをやめたんだっけ?
“お兄ちゃんだから”
“男の子だから”
“頼れるのは自分だけだから”
大寿
大寿
大寿
誰も“僕”を見てくれないなら
今ココで消えても良いじゃないか
生きる権利なんざ捨ててきた
泣く権利も置いてきたけれど
武道
武道
武道
武道
武道
武道
ならば君が僕を覚えててよ
何十年経ったって色褪せないくらい
ずっと泣いてしまいたかった
でも泣いたらダメな気がしてた
自分が消えて無くなるんじゃ
なんて馬鹿げた事ばっか
でも願わくばもう一度泣けるように
大寿
ニッコリ笑ってくれ_________
武道
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