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どーもお花。です
えー、この度お花。は...
ゼロ先輩様のコンテストに参加させていただこうと思ってたんですけど...
テラーのバグのさいで大幅に遅れてしまいました...
なので普通に投稿します
ゼロ先輩様誠に申し訳ございません
なんの奇病かは、見てのお楽しみです
本当に遅くなってすみません、どぞ!
猫宮いふ
2ピー歳、
独身の社畜
酒好きな俺は
ある日突然、
奇妙な病気にかかってしまったぁぁぁぁぁ?!
どうしようっ☆
なんてふざけてる場合でもない
実は結構やばいらしい
「花吐き病」
原因は片想いをこじらせてるから
そう、医者に告げられた
社畜の成人男性が片思いなんてなんだか気持ち悪いが...
水色から紫にグラデっててアホ毛ピョコピョコさせてる奴
年下でショタボ
特徴だけを言うと犯罪の匂いがするが別にそーゆーのではない
気づいてたら堕ちてた。
20代後半のおっさんが甘酸っぱい恋なんて吐き気がする
恋してる自分自身でそう思う。
しかし、花吐き病を治すにはあいつと両思いになるしかない
まぁ、単刀直入に言うと
絶対に無理
あいつにはもう恋人がいる
しょにだ
ふわふわしてて、素直でかわいくて優しくて小さくて。
あと若い。(若いってうざい。)
それに対して俺は素っ気なくて、かわいくないし優しくもない、ましてや身長がでかい。
あとおじさん。
まぁ、この条件を考えてほとけに好かれようなんて絶対無理
だからこのまま俺は、ずっと花を吐き続けていつか死ぬんだと思う。
青
こんなんで人生が終わるとは1mmも思ってもみなかった
死ぬんならもっとお酒飲んどけばよかった。
あと...
もっとほとけの前で素直になってればよかった。
コンコン
水
青
水
青
素直になれこのバカタレぇぇぇぇえ
水
水
水
青
水
ほとけが手に持っていたのは花束
綺麗...というよりかは種類が多すぎてごちゃごちゃしている。
まぁ、俺ららしくていいか、w
水
青
水
青
水
青
水
青
水
水
水
青
水
青
水
青
水
青
水
青
水
青
水
水
青
水
この時間が、続いて欲しい
永遠にとは言わない。
少しでも、長く
○✕月△□日
水
水
青
水
青
水
水
青
水
ガラガラッ
バタンッ
ずるい。
「またね」なんて...
青
△✕月○□日
その日からほとけは来る日も来る日も俺に花を私続けた
スイートピー、カーネーション、アネモネ、キク...
花を渡される度に
甘い香りが部屋いっぱいに広がって心を満たした。
花を吐き続ける度に
死に対しての恐怖が広がって心を引き裂いた。
△○月□✕日
ほとけが俺に花を私続けて約4ヶ月経った
いつ死ぬかわからない、いつ治るか分からない
待と絶望の波が激しく満ちたり引いたりする。
そのストレスで俺はほとけにどんどん執着していく
他のやつに恋をして、
両思いになって直せばいいのに
彼じゃないとだめな気がして。
そんな俺にほとけは
ピンクのカーネーションを手渡した。
水
そう、ほとけは微笑んで問いかけてきた。
俺はその美しい花を見つめながら、思わず息を呑んだ。
そのピンク色はまるでほとけの頬に浮かぶ色と同じで、ほとけの愛らしさを表してるように感じて。
ポエムみたいで気持ち悪いけど
俺はそう思う。
俺は花吐き病になってから花言葉が分かるようになってきた。
別に調べた訳では無い
なぜなら俺が思っている感情の花言葉の花がどんどんあふれてくるから。
ほとけが来る度、俺はピンクのカーネーションを吐く。赤い薔薇を吐く。
俺は知っている。
この花の花言葉を。
期待、してもええんよな?
青
水
ほとけは微笑んで、俺の事を優しく抱きしめた。
青
水
青
水
水
水
青
水
青
青
青
お前に恋して、花吐き病になって
お前に愛されて、幸せになった。
青
水
青
水
チュッ
部屋に小さなリップ音が鳴った。
青
青
青
水
青
水
青
水
白銀の百合。
人光を浴びていつか朽ちてしまうけれど
それが儚くて、綺麗だった。
今日も甘い香りで部屋が満たされる
水
青
庭から飛んできたのか分からないが窓の近くにシャボン玉が飛んでいた
目に見える世界は綺麗で、完璧で。
すごくすごくベタな流れだけど
俺の思い描いたセカイ
俺の望み願ったセカイ
ずっと、このまま
永遠に、この時間を過ごしていたい。
数年後
部屋に置かれた花瓶
そこには今日も████が挿されていた
水
青
水
青
水
青
パチュッ...パチュッ...♡
青
水
青
水
バチュッバチュッ...♡
青
水
青
花吐き病が治って
好きな人と結ばれて
週にだいたい2回ぐらいえっちして
お酒飲んで
すごく幸せな日々
たぶん、これが俺の理想
その理想が今、現実に。
ない。
水
猫宮いふ
2ピー歳、
独身の社畜
酒好きな君は
突如として奇妙な奇病にかかってしまった。
その名も 「美麗夢幻泡影病」(びれいむげんほうようびょう)
原因は、誰からも愛されてないから。
そう、医者に告げられた。
君にはたくさんのリスナーとメンバーがいる。
だけど...
それは、本当の愛なのだろうか。
水
水
水
水
水
水
ねぇ、いふくん。
正直、僕はいふくんのこと
好きじゃない
嫌いでもない
水
水
水
水
水
水
水
水
水
水
今、綺麗で美しい幻夢を君は見ているんだね
水
水
それから僕は毎日毎日お見舞いに来て花を渡した。
いふくんが起きてるときはたまに会話もした
僕は病気になった原因、治す方法は何一つ言わなかった
無駄に地獄を見せるのはかわいそうだから
それからだいたい4ヶ月たった頃。
もういふくんはほぼ意識のない状態で話しかけても返事は無い
病室中シャボン玉でいっぱいだった
水
水
青
気味が悪い。
1人でずっとニコニコ笑ってる
楽しそうに、幸せそうに
皆から平等に愛される夢を見ているのか
1人からすごく愛される幻を見ているのかわからないけど
それから僕はいふくんを車で家に連れて行って
毎日介護をした
メンバーは誰も介護をしようとしない
いふくんのこと、ずっと気味悪がって
嫌って
そのせいで僕は彼女に振られて
もう、治る可能性はないんだな
そう確信したとき
なにかがプツンっと切れた気がして。
いふくんを殺した。
水
青
水
君は、最後まで気味が悪かった。
殴って首を絞めて、包丁で刺して。
これで、地獄が終わった。
これが僕の自由。
この自由が今、現実に。
美麗夢幻泡影病
かかる原因:誰からも愛されていない
なおす方法:誰かに愛される
病気の症状
本人は幻覚を見る。初期 段階ではシャボン玉が割れると現実に戻ることができるが症状が悪化し段々と現実が見えなくり、自分の世界に閉じこもってしまう。症状が悪化していくと同時にシャボン玉の量が増える。最終的にはシャボン玉と共に身体が消える。
次は僕の番。