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頑張りすぎちゃう青色

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頑張りすぎちゃう青色

3 - 頑張りすぎちゃう青色のお話。

♥

721

2022年11月06日

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静かな病室に 時計の音とパソコンのカチカチと いう音だけが 響く

僕はというと 針で点滴を入れられ 服をぺ神に持ってきてもらい そのままベッドに横に なっていた

本当はこんなことしてたら とんちにも怒られちゃうし 周りにも迷惑を かける

でも、久しぶりのベッドは 少しだけ心地よく感じさせた

ボーッとする頭で ぺ神の方を見る

ぺ神もこちらの方にやっと 気づいたのか 動かしていた手を止めて 立ち上がり こちらに向かってきた

僕の前まで来ると 目の前の椅子に座る

sn

大先生、大丈夫?

sn

今、気持ち悪いとか苦しいとかない?

ut

うん、大丈夫

ぺ神の優しい言葉は ほんまに落ち着く

sn

なら、よかった

sn

えーと、もう点滴終わるからね

sn

大先生、とりあえず今の大先生の状態について教えておくね

バインダーに目をやると ぺ神はゆっくり話し始めた

sn

まず、立てない原因は失歩っていう
ストレスとか病気で起こる病気に
なってるからなの

聞いたこともない言葉に 耳を静かに傾ける

sn

まぁ、でも今調べたら、病気から
なってるわけじゃないぽいから
安心してね

sn

大先生の心の中が少し悲鳴を
あげ始めてるんだね

ut

…そうなんか

僕、まだまだやれんのにな…

こんなんでへばっとったら 叱られてまう

sn

sn

大先生、自分自身を
少し休ませてもあげても
ええと思うで?

そう言って心配そうに見る ぺ神

…ぺ神

それじゃ、

それじゃ、ダメなんや

自分なんかよりも 周りに嫌われてまうのが 怖いんよ

僕はもう死ぬんや

ぺ神の言葉に、うん、は 言えない

ut

…そっか

曖昧にニコッと 笑って返す

sn

sn

失歩以外にも、栄養失調、
貧血、あと少し折れてる部分も
あるかな

sn

一応、点滴はしたし、これで返すよ

やっと解放か

はよ書類やらなな

sn

でも、

sn

でも、自分の体には
気をつけてね

ut

分かった、ぺ神

そう僕が頷くと 彼は奥から 車椅子を持ってきた

ut

…え

ut

ぺ、ぺ神

ut

僕、車椅子?

てっきり点滴で歩けるようにでも なったのかと思って 僕は驚いた

sn

え、そうだよ?

sn

…嫌やった?

ぺ神が困ったように話してる

迷惑かけてるやん …… 迷惑はダメなこと

でも

でも、こんなん周りに 見られたら

笑われてまう

嫌われてまうん ちゃうんか?

脳内がいつの間にか不安で 襲われた

sn

sn

別に無理はしなくても大丈夫だよ?
大先生

ut

…大丈夫や!

ut

大丈夫、、

ぺ神にも僕自身にも 言い聞かせるように 僕は言った

sn

そ、そう?

sn

なら、使い方教えるね

そう言って、 ぺ神は僕に数分間 車椅子のレクチャーを 始めた

数分後には 普通に動かせるようになって

僕らは 医療室の扉まで 行った

sn

じゃあ、またいつでもおいで?

sn

何でもいいからね

ut

ん、分かった

そう言って ぺ神が静かに扉を閉めた

ut

…さてどうするか

ut

今ってちょうど、皆お昼よな

ut

食堂の前、通らなかんけど
静かに行けばバレんよな

そんなことをブツブツと言い 僕は静かに重たい車椅子を キーッと動かし始めた

まさか、バッタリ 会うなんて こん時は思っとらんかったしな

ほんまに神様にも 見捨てられた男やなって さすがに思ったわw

食堂から声がする

いるななんて考えながら 僕はコロコロと車椅子を 動かした

食堂の扉の前まで 来たとき

食堂の扉が開いた

一瞬で最初は 反応に遅れたが 目があったとき、僕は 血の気が引いた

ut

…あっ

正直、今会いたくあらへんかった

出てきたシッマとゾムと シャオちゃんとロボロは 僕をじっと見る

まぁ、 いきなりさっきまで 歩いとったやつが 車椅子は驚くわな

sho

…何で大先生車椅子なんか座っとるん?

zm

さっきまで歩いとったやん

sho

歩いとったよな

kn

何や、立てるんちゃうんか?

kn

大先生

zm

そうだよ、何でこんなんに
座っとんねん

kn

書類もできねぇ、戦闘もできん、
何もやれとらんのに

sho

そうやそうや

sho

立てよ

rb

ちょ、お前ら言い過ぎやって

3人の言葉にロボロが 入る

そうよな、さっきまで 立ててたもんなぁ

やっぱ僕、甘えとんのよな

自分に

立ったら誉められるかな

怒られんよな

ut

ごめん、立つわ

ut

ちょっ…まってなっ

僕はタイヤに掛けていた手を 取っ手に移し ぐっと力を入れた

…が 体は全く言うことを 聞かんくて

何度も何度も何度も 力を入れたんやけど

立ち上がろうと手足は しんかった

ut

なんでっ…

どんだけ力をいれても, 立てない体に 焦りと恐怖を覚える

ut

ごめっ…すぐ立てるから

ずっと待ってくれてんのに

嫌われる

また

怒られてまう

どうしよ

どうしよ

段々呼吸が苦しくなってくる

どれだけ力を入れても 立てなくて

汗と涙が頬を伝った

ut

ごめっ…ごめん、なさ

ut

ゲホッゲホッ

ut

ゲホッゴホッゲホッ、ガッ

目の前がぼやける

あぁ、もう皆 僕んこと嫌いなっちゃったかな

恐怖と焦りが 体を息苦しくさせる

ut

ゲホッガッ、カッ、ゲホッ

ut

ヒューヒュー、あっ…

rb

大先生!!

ut

ゲホッゲホッゴホッガハッヒューヒュー

段々目の前が暗くなる

僕は前へとゆっくり倒れてった

あいつらを止めてれば こんな事には

rb

大先生!!

そう呼ぶときには 彼はもう倒れそうに なっていて

俺は必死に 大先生の所まで 掛けよった

大先生がちょうど 前に倒れそうになっていて ぎゅっと俺は 体を掴んだ

rb

大先生!しっかりしてくれっ

そう呼んでも 返事をしない大先生は

顔は青ざめてて 汗と涙がごちゃ混ぜで 頬を伝って まるで 死人みたいに 痩せていた

見るに堪えんかった

ここまで追い詰めて 気づかない3人に 無性に腹が立った

大先生を床に横たわらせると 俺はぺ神にインカムで 伝えた

rb

「ぺ神!おるか?」

すぐさま帰ってくる 言葉に少し安堵しながらも 俺はそれでも焦る 体を押さえて 話した

sn

「どうしたの?ロボロ」

rb

「大先生が倒れた!」

rb

「食堂の扉の前におる」

rb

「頼むから、はよ来てくれっ…」

俺は少し泣きそうやった

インカムを切ると 大先生に寄り添い 三人を見る

rb

お前ら、言いすぎやっ!

rb

言うにも程があるやろ!

sho

何で大先生、倒れとんの?

zm

そ、そうや

zm

さっきまで、元気やったやんっ

rb

ほんまに元気だったんか?

rb

大先生見てみ、顔はこけとる、
隈は凄い

rb

コネシマ、お前大先生が何もやっとらん言うたな

kn

rb

大先生はな、裏でいっぱい努力しとんねんっ

rb

頑張ってできるようにしてる

rb

そこまで責める必要あらへんやろ?

kn

…すまん

rb

大先生だから何でも許れるわけでも
あらへんねん!

驚愕した顔、俯く顔、 3人は動かんかった

sn

ごめんっ!遅れたっ

sn

ロボロ、大先生大丈夫?

rb

顔とか青白いし、ほんまに
死んでしまいそうや

rb

助けてくれっ、ぺ神

ぺ神が来たとき、俺は 涙が少し零れた

必死に言葉を出す

sn

分かった、ロボロありがとう

sn

もう大丈夫だから

sn

ロボロも落ち着いて

sn

深呼吸

ぺ神が俺の側に駆け寄り、 手を握ってくれる

ぺ神のおかげで何とか 深呼吸をして 息を整えた

rb

うん、ありがと

sn

よし、じゃあ俺大先生
おぶってくから

sn

ロボロは皆に伝えて

sn

シッマ、車椅子運んできて
もらえる?

rb

分かったっ!

kn

あ、、うん

俺は情報管理室に行く前に

rb

俺じゃなくて、きちんと大先生に
謝りぃよ

とだけ言い 俺は後にした

頑張りすぎちゃう青色

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721

コメント

6

ユーザー

控えめに言って神

ユーザー

さすがななしさんとても素晴らしい作品です!rdの言葉の重みと大先生の苦しみの表現が上手い!!!!これからも応援しております!頑張ってください!!!

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