鈴
ただいまーー
鈴
まぁ、誰もいないか、
母は仕事だ
家にいる訳が無い
とりあえず自分の部屋に向かった
鈴
ふぅ、、
とりあえず宿題でもするか、
鈴
、、、、、、
国語は苦手な方だ
漢字がホントにできない
鈴
、、ん?
早速読めない漢字がでる
鈴
あれ?なんだっけ、、
スマホを触るが電源がつかない
鈴
あれ?
鈴
充電切れかな?
とりあえず漢字辞典を探すことにした
鈴
えーと、、どこら辺だっけ
鈴
確か、、ここの奥、、
クローゼットの奥
鈴
あ!あった!!
鈴
、、、あれ?
漢字辞典の隣に押し込んだ様なノートがあった
鈴
、、?なんだっけこれ、、
少し、興味がわいて見てみた
この話は僕が魔王を倒すお話です。
鈴
なんだこれw
ページをめくる
昔むかしに、悪い魔王がみんなを怖がらせていました。
そんな時、1人の勇者と魔法使いが、立ち上がりました
その名は、勇者『葵』と 魔法使いの
ペラッ
『蓮介』
鈴
、、、!
ノートを落としそうになる
という名でした。
1人で立ち向かおうとする『葵』に『蓮介』は言いました
「一緒に行こう。2人なら大丈夫だよ」と
その後の話は魔王をやっつけ、蓮介が去っていくという設定だった
鈴
偶然、、
ペラッ
この話は世界一を目指す『葵』と『蓮介』の話です。
ペラッ
『大丈夫だよ。』
ペラッ
これは、『葵』と『蓮介』のーーー
ペラッ
『大丈夫だよ。』
ペラッ
これはーーー
ペラッ
『大丈夫だよ。』
全ての話に蓮介と葵は出てきた
そして、葵は蓮介に救われる
ほとんどの話がそうだった
鈴
、、、、
汗が滲む
『蓮介』
物語の『蓮介』
架空の『蓮介』
、、現実の『蓮介』
鈴
、、、、
ノートの字は確実に昔の自分
鈴
君は一体、、誰なんだ?
掠れた声がやけに静かな部屋に響いた