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僕と私の、絆の物語(読み切り版)

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僕と私の、絆の物語(読み切り版)

1 - 僕と私の、絆の物語(読み切り版)

2021年04月16日

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鈴木

明日持ってくるものなんだっけ?

圭二

明日は体育着と、お弁当と、国語、数学、化学の教科書!

鈴木

ありがと!

圭二

いいってことよ。

鈴木

鈴木

あのさ...

圭二

ん?どした?

鈴木

鈴木

ううん、やっぱなんでもない!

圭二

気になるなぁ笑

私ったら何考えてんの...

チャットで告白なんかしても 本気じゃないって思われるだけ じゃない!!

鈴木

もう...私のバカバカバカ!!

ちょっと!うるさいわよ!

さっきからなに1人でブツブツブツブツ...

さては、好きな人でも出来たんじゃないの?w

鈴木

うるさいなぁ!(照)

とりあえず、もう11時なんだから寝なさいよ!

鈴木

はーい。

そして私はそのもやもやを背負いながら、眠りに着いた。

翌朝

鈴木

行ってきマース

気をつけて行ってらっしゃい!

鈴木

はーい

樋口のじいちゃん

おぉ、ユキコちゃんじゃないか。

鈴木

樋口さん、こんにちは。

樋口のじいちゃん

今からどこ行くんや?

鈴木

学校だよ笑。服装見て分からないの?w

樋口のじいちゃん

おぉ、よう見ればそうじゃった。わしも歳じゃのう

鈴木

とりあえず急がないといけないからまた後でね!

樋口のじいちゃん

おぉ、行ってらっしゃい。

ガラガラガラ... (扉を開ける音)

鈴木

おはよ!

男子生徒A

ん?あぁユキコか。

女子生徒A

ちょっと!その言い方何よ!

鈴木

別にいいよ笑

ミユ

おはよー!ユキちゃん!

鈴木

みっちゃん!おはよ!
昨日休んでたけど大丈夫だった?

ミユ

ちょっと熱が上がっちって笑

雄宅

ほんとに大丈夫なの?

ミユ

大丈夫だよ笑
心配してくれてありがと!雄宅くん!

鈴木

...あれ?圭二くんは?

ミユ

圭二くん?...あぁ、確かに来てないわね。

鈴木

なんかあったのかなぁ?

ミユ

さあ?

風磨先生

みんな席に付け!朝のホームルーム始めるぞ!

一同

はーい

帰宅時

鈴木

あー、疲れた。

風磨先生

鈴木、ちょっと待ってくれ!

鈴木

どうしたんですか?

風磨先生

この手紙を里崎(圭二)の家に持って行って欲しい!

鈴木

圭二くんの家にですか?

風磨先生

あぁそうだ!話が早いな!

鈴木

わかりました。ちょうど帰り道に家あるんでついでに届けに行きますよ。

風磨先生

おぉそれは助かる!

鈴木

はぁ...なんか色々疲れちゃったなぁ...

樋口のじいちゃん

なんや?そんな浮かへん顔して

鈴木

え!?

鈴木

なんで樋口さんがここに!?

樋口のじいちゃん

ちょっとな、今から孫を迎えに行くんじゃ。

鈴木

そうなんですか...

樋口のじいちゃん

ところでユキコちゃんは帰りかい?

鈴木

はいそうです。

樋口のじいちゃん

そっかそっか。
気をつけてかえるんじゃぞ!
それじゃあな!

鈴木

さようなら。

鈴木

着いた...

ピーンポーン

圭二の母

はーい。あら、ユキコちゃんじゃない、どうしたの?

鈴木

えっと、これを圭二くんに。

圭二の母

学校からの手紙ね!ありがとねこんな所まで。

鈴木

いえいえ。

鈴木

ところで圭二くんは今何を?

圭二の母

圭二なら熱が出て寝込んでるわよ。

鈴木

そうなんですか...

圭二の父

おぉ、ユキコちゃんじゃないか!

圭二の母

あらお父さん、起きてたの?

圭二の父

あぁ、チャイムの音で目が覚めてしまってのぅ。

鈴木

あ!お休みのところ失礼しました💦

圭二の父

いやいや、大丈夫だよ。
ところでなんの用じゃ?

圭二の母

ユキコちゃんが学校からの手紙を届けに来てくれたのよ。

圭二の父

ほほぉ、えらいのぅ。

鈴木

私はこれで失礼しますね。

圭二の母

はーい。

圭二の父

気をつけて帰るんだぞ!

鈴木

はい。

ガチャ

鈴木

ただいまー。

ユキコ!こんな時間までどこ行ってたのよ!

鈴木

圭二くんの家に学校からの手紙届けに行っただけだよ。

え!?あんな遠くまで行ったの!?

鈴木

だって風磨先生にお願いされたから仕方なく...

まぁいいわ。今日の夜ご飯はユキコの大好きな、回鍋肉よ!

鈴木

やったあ!

鈴木

はぁ、今日は色々と疲れたし、もう寝ようかなぁ?

鈴木

ん?

携帯が振動した。

鈴木

圭二からメッセージなんて、珍しい笑

圭二

明日何持っていけばいい?

鈴木

明日は、国語と数学と英語の教科書

鈴木

それから、
弁当と体育着!

鈴木

あと軍手も!

圭二

軍手なんか何に使うんだ?

鈴木

明日校庭を綺麗にする、
T中クリーンアップがあるの。

圭二

それで軍手が必要なのか!よし分かった!

鈴木

ところで熱は大丈夫なの?

圭二

あぁ大丈夫だ!
もう36.4度まで下がったから!

鈴木

じゃあ明日にはこれそうね。

圭二

おう!明日は、張り切っていくぜ!

鈴木

ほんと、威勢だけは1人前ね笑

圭二

うるせー笑

ユキコ!早く起きねぇと遅刻するぞ!

鈴木

はいはい。ってパパ!?いつ帰ってきたの!?

昨日の夜中だな。心配かけてすまねぇな。
ちと残業があってな笑

もう!ユキコもあなたも!心配かけさせないでちょうだい!

すまねぇって笑

ユウト

あ、姉ちゃんおはよー。

鈴木

ユウト、今日は早起きなのね。

ユウト

えへへー笑

鈴木

よいしょ。、

鈴木

いってきまーす。

ユウト

行ってらっしゃい姉ちゃん!

気をつけていくんだぞ!

今日は焼肉だから、早く帰ってくるんだよ。

鈴木

はーい。

鈴木

最近憂鬱だなぁ。

ミユ

あ!ユキちゃんおはよー!

鈴木

あ!みっちゃん!こんなとこで会うなんて奇遇だね!

雄宅

僕もいるよ!

鈴木

いつの間に!?

ミユ

なんか最近悩んでることでもあるの?

鈴木

いや、ないけど...

その時...!

ザー、ザー、と、 急に大雨が降ってきた!

鈴木

え!?嘘でしょ!?

ミユ

大雨なんて聞いてないよ!!

雄宅

とりあえず!学校まで走ろう!!

鈴木

はぁ、はぁ。

ミユ

まさか大雨が来るなんて...

雄宅

お陰でびしょ濡れだよ畜生!

圭二

お、どうした?そんな息切れしちゃって、

鈴木

急に大雨降ってきたから走ってきたんだよ!!

圭二

あぁそゆこと笑

ミユ

もー!圭ちゃんたら!

圭二

悪ぃ悪ぃ笑
とりあえず早く教室行こうぜ。
授業に遅れたら何言われっかわかんねぇし。

鈴木

それもそうだね。

どう伝えればいいんだよ...

この気持ちをどう伝えたら返事を貰えるんだ。

圭二

こんな俺のこと、好きになるやつなんて居ないよな...

陽真

おい圭二!なんだよそんな浮かない顔して!

圭二

...

陽真

圭二!聞いてんのか!

圭二

...あ?

圭二

すまん、考え事してて聞いてなかった笑

陽真

まぁいいけどよ。

圭二

...

圭二

...ん?

鈴木

...

鈴木

...なによ。

圭二

あぁ、いや、なんでも...

圭二

...

圭二

...ん?

鈴木

...

鈴木

...何よ。

圭二

あ、いや、なんでも...

鈴木

あっそう...

この気持ちをもっと早く 伝えたいのに!

でも、今のままじゃ...

...

よし!

キーンコーンカーンコーン

圭二

はぁ、ようやく終わった...

圭二

...ん?

圭二

なんだこれ?

圭二

放課後屋上に来い?

圭二

しかも鈴木から...

圭二

...なんだよ用って

鈴木

あのね...

チャンスは今しかないの! 今言わなきゃ絶対に今後 疎遠になるだけ!!

鈴木

実は...

鈴木

ずっとあなたのことが好きでした!!

圭二

!!!

鈴木

私と!

鈴木

鈴木

付き合ってください!!

圭二

...

圭二

圭二

こちらこそ!よろしくお願いします!!!

鈴木

!!!

鈴木

...やった!

鈴木

素直に気持ちを伝えればいいんだ...

圭二

そうだな。

圭二

...これが!

鈴木

...私たちの!

絆!!

その後、ユキコと圭二は付き合い、 幸せに過ごしている。

今は、結婚の話も出ているとか出てないとか。

めでたしめでたし...

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