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家を出発してから早5時間。
俺とsnはぶっ通しで遊び続けていた。
隣にいるsnは、目をキラッキラに輝かせてあれ乗りたいこれ乗りたいと今も尚はしゃぎまくっている。
いつも体力ないくせにこういうときだけ元気なのは何でなんだ……子供かよ……
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俺が笑って答えると、snは顔を手で覆って小さな声で呟く。
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叫ぶなり俺に勢いよくぎゅむっと抱きついてくるsn。
今日はなんだか気分が良くて、俺もギューッと抱き返してやる。
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急に雰囲気が変わるsnにほんのりドキドキしながら、俺は生返事をする。
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なんかグダった雰囲気になりつつも、俺とsnは観覧車に乗り込む。
やっぱ観覧車ってカップルの定番って感じだ。
さっき並んでた時もカップルっぽい人達がいっぱいいた。
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snに促されて外を見てみると、そこには真っ赤な夕焼けが広がっていた。
昼ごはん食ってねぇのにいつのまにかもう1日の終わり。
とにかく綺麗な夕焼けに、俺はくぎ付けになった。
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俺が謎の抗議をすると、snはクスクス笑って俺の手を取ってきた。
突然の行動に驚きつつも、俺はまた夕焼けの方を見た。
そんな俺にsnはまたクスクスと笑って言った。
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チラッとsnの方を見ると、彼は心底幸せそうな顔で俺の左手に嵌められている指輪をさする。
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俺はちょっとぶっきらぼうに返事をする。
正直、心臓がうるさくて綺麗な夕焼けに集中出来なかった。
sn
ちゅ……
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snは俺の近くに来て隣に座り直すと、俺の手に指を絡ませながらそっとキスをしてきた。
なんとなく察してはいたものの、めっちゃくちゃにドキドキして、俺は思わず顔を伏せた。
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snは俺の頬をつんつんとつついてくる。
でもなんか、満更でもないというか。
snの嬉しそうに笑う顔を見てると、むしろ幸せな気持ちになってくる。
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ぎゅっ
sn
俺はsnに抱きつくと、戸惑っているsnを無視して耳元で呟いた。
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彼の頬に軽くキスをしてから、夕焼けの方へ向き直った。
sn
ずっと何かを言っている彼が面白くて仕方なかったけれど、窓の外の夕焼けは、さっき見た時よりもっと綺麗な気がした。
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