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コメント
14件
えぇ!これを漫画の参考にしてもよろしいでしょうか…
太宰さんもヤバイけど 白澤もヤバい……!
強気受け大好物やからね尊い( * ˘ཀ˘🙏 片方が女好きとかだとヤキモチやいたりとかいうシーンも妄想しやすくてご馳走様でs(((🍣( '-' 🍣 )スシパンチ
中也
聞こえてないと分かりながらも そう怒鳴り
太宰の腕を引いて駆け出す中也。
太宰
意味が分からないまま声を上げる 太宰を引き連れた中也は
目の前の扉を叩いた。
中也
ガチャッ─
森の返事も待たず扉を開け 中に入ると
そこには下着姿の幼く可愛らしい 幼女を追い回し
頬を緩ませる森の姿があった。
森 鷗外
森 鷗外
エリス
エリス
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
目の前でポートマフィアの首領らしからぬ言動を連発する森に
中也が呼び掛ける。
中也
森 鷗外
中也達が入ってきた事に 気付いていなかったのだろう。
驚いたような顔をした森が 二人を見つめる。
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
中也
中也は先刻あった事を 詳しく説明する。
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
中也
中也
太宰
太宰
太宰
その視線で人を殺せるのではないかと錯覚する程
鋭く殺気のこもった目で 森を見上げる太宰。
しかしそんな事は気にも止めず 森が答える。
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
中也
中也の呼び掛けに 太宰が反応する事は無い。
太宰
森にそう訪ねながらも 視線は中也に向けられている。
中也
何処からか湧き上がる罪悪感… 気まずさを感じ
思わず視線をそらす中也。
森 鷗外
森 鷗外
太宰
太宰
そう言った太宰の声からは 感情が読み取れない。
森 鷗外
森 鷗外
中也
太宰
太宰
淡々と言い放つ太宰の視線は 相変わらず中也に向けられる。
太宰
太宰
太宰
太宰
中也
太宰
太宰
中也
ニヤリと笑ってそう言った太宰は
中也が悔しそうにしている様を 楽しそうに見ている。
散々馬鹿にした後満足そうに 去っていく太宰。
その後ろ姿を恨めしそうに睨みつける中也に、森が話し掛ける。
森 鷗外
中也
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
森 鷗外
中也
考えてはみるが心当たりが 全く無い。
あの太宰に対して隠し事をするという行為がどれ程無意味な事か
相棒である中也が一番知っていた。
中也
中也
森 鷗外
中也
ガチャッ─
軽く頭を下げ 森の部屋を後にする中也。
中也
廊下を歩く中也の前に待ち伏せでもしていたかの様に
太宰が待ち構えていた。
太宰
中也
太宰
太宰
太宰
中也
太宰
太宰
俯き、縋るような口調でそう呟く 太宰に思わず戸惑う。
中也
太宰
─手前ェの事なんか、大嫌いに決まってンだろ─
そう言おうとして開いた口から漏れたのは、思いがけない言葉だった。
中也
中也
すぐに口を押さえるが、もう遅い。
中也
慌てて言い訳を考える。
だが考えれば考える程頭は 真っ白になって
都合の良い言い訳が見つからない。
気持ちだけが焦り 気付けば自分でも分かる程
顔は熱くなっていた。
中也
中也
中也
太宰
中也
中也
安堵の息が漏れると同時に 全身の力が抜けていき
その場に座り込んだ。
いきなり座り込んだ中也に驚いた様な顔をした太宰は
何気なく手を伸ばす。
太宰
パシッ─
言いかけた言葉は 中也が伸ばされた太宰の手を
振り払う音で遮られた。
何故太宰の手を払ったのか 中也にもその理由は分からない。
中也
分からない。
どうしようもないくらいに気持ちはぐちゃぐちゃで
何も考えられなかった。
中也
太宰
自分を心配しているかのように 聞こえる太宰の声。
でも、目を合わすことは出来ない。
中也
太宰
困惑した太宰の声を背に 走り出す。
今は太宰の側にいたくない、 そう思った身体は正直で
走り出す脚を止める事は出来ない。
中也
そう絞り出した中也の声は
いつもとは比べ物にならない程 小さかった。