呪いの白い子

俺はこの国の唯一の公子

5歳

でも、この髪と瞳のせいで奴隷扱いされてる

ﾎﾞｺｯﾎﾞｺｯ

母親からは虐待され、父親は見て見ぬふり....

挙句の果てには使用人にすらバカにされる

妹はいるけど母親たちに怒られるから関わってない

白髪と紫色の瞳の子供は呪いの子らしい

まぁそんなの俺には関係ないんやけどな

俺はなんでかわからんけど普通に喋れないんよ

途切れ途切れになっちゃうんよなぁ

ﾊﾞﾁﾝ！(ビンタ)

専用の図書室があるとかどんだけ溺愛してんだよ、くそが

この人は優しい?信用してもいい?

管理人と出会って5日目

何日か勉強してわかったことがあった

この世界の言葉は日本語じゃないと言うことと

文字は不思議な暗号のような形をしているということ

どんな感じの形かと言うとぐにゃぐにゃした炎見たいのとか

地面みたいな形なのとか、自然を思い浮かべるような物が多い

もちろんよく分からないものが多い

あと魔法と言うものがあることも知った

この公爵家は有名な闇魔法の使い手を多く出してるらしい

多分俺には関係ない

そんなことより管理人さんとあった時に言われた

「ここの本を読めばわかる」

がめちゃくちゃ気になる

だから俺は早く本を読めるようになりたい

管理人と出会って１ヶ月

だいぶ本が読めるようになった

最近管理人さんの言ってたことがわかった気がしてきた

公爵家の家系図のようなもの

正確にはなんて言うか分からんけどそれを読んだらこんなことがわかった

「白髪、紫瞳の子供は成人するまでに死んでいる」

いや....

「殺されている」

と言ったほうがいいかな

白髪紫瞳の子供は必ず成人するまでに

『隠蔽できる死因』

で死んでいるんだ

なぜ殺されるのか、なぜ呪い子と言われるかも分からないけど

過去にもいて、殺されていると言うことが分かればすごい進歩だ

管理人さんと出会って3ヶ月

僕は、僕に希望を与えてくれた管理人さんに感謝してる

僕が公爵になって管理人さんにお礼をしたい、、

ちょっとづつ普通に話せるようになってきた

「白髪、紫瞳の子供は闇神の血を継ぐ子供だから」

白髪、紫瞳の子供は闇神の血を継いでいて、皇室と唯一対等な存在

闇神ですからァ♡

ﾌﾞﾜｧｧｧｧ(闇魔術)

ﾊﾟﾁﾝｯ(指パッチン)

管理人さんと出会って4ヶ月

俺はだいぶ闇魔術を使えるようになってきた

ﾌﾞﾜｧｧｧｧ

ちゃんと話せるようにもなってきた

ﾌﾞﾜｧｧｧｧ

ﾄﾞｺｫｫｫﾝ

管理人と会って半年

次の日

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ...ﾄﾞｺｫｫｫﾝ

ボスが言ったのはこういう作戦だった

公爵に魔法での模擬戦に挑み勝利をする

元は妹に挑むと言っていたが妹は関わってこなかったので可哀想だから断った

ちなみに夫人は闇魔法ではなく、火魔法を使うらしい

なんで知ってるか聞いても答えてくれなかったけど有力な情報だ

ボスはこんなことも教えてくれた

呪い子は普通の人間ではありえないほどの魔力量を持っているらしい

なぜなら魔力を集めて闇力にしてるため必要不可欠なんだそう

通常の魔法を使ったら1個の都市が滅ぶとも言われた(￣▽￣;)

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

ﾌﾞﾜｧｧｧｧﾌﾞﾂｯ

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