テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
254
花梨
1,003
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
※若狭構想あり
約16年前の夏の日のこと
まだ俺が10歳の小坊だった時
若狭
若狭
若狭
当時母が亡くなり父と二人暮しになったが
父は母が居なくなった悲しみと怒りで 殴られることが多々あった
だからその日は遠回りする為に1度家の前を 通り帰らずそのまま真っ直ぐの道を歩いた
若狭
霖
若狭
若狭
その時の霖はまだ4歳の子供だった
そして俺を見ては
霖
霖のお母さん
霖のお母さん
若狭
霖のお母さん
霖のお母さん
若狭
若狭
若狭
霖のお母さん
若狭
若狭
霖のお母さん
霖のお母さん
若狭
霖のお母さん
霖のお母さん
霖
若狭
若狭
霖の母さんはおっとりした雰囲気で ふわふわした人だった
その時親との言いつけを破り知らない人の家に上がった
若狭
霖のお母さん
霖のお母さん
霖のお母さん
若狭
霖のお母さん
霖のお母さん
霖のお母さん
霖
若狭
若狭
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
霖
霖のお母さん
霖
霖
若狭
若狭
若狭
霖
それから学校帰りここへ来るのが日課になっていた
行く度霖お母さんも笑顔で迎えてくれて
霖も走って抱きついてきてくれる
なんか、もうひとつの家族みたいで
嬉しかった
けど
あれから2年後
若狭
若狭
若狭
若狭
その日もいつも通り家を通って 霖の家へ向かおうとしたら
霖の家から怒鳴り声が聞こえた
若狭
何度も聞いた耳障りな声
嫌な予感がしてランドセルを捨て走った
〜〜〜!??!?
若狭
若狭
若狭の父
若狭の父
若狭
若狭の父
若狭の父
若狭の父
若狭
若狭の父
若狭の父
若狭の父
若狭
俺が来るまでずっと頭を下げていた 霖の母さんが俺の前に立ちはばかった
霖のお母さん
若狭の父
若狭の父
霖のお母さん
霖のお母さん
霖のお母さん
若狭の父
若狭の父
霖のお母さん
若狭の父
若狭の父
若狭の父
若狭の父
霖のお母さん
霖のお母さん
若狭
若狭の父
若狭の父
若狭の父
若狭の父
若狭の父
若狭の父
霖のお母さん
霖のお母さん
若狭の父
若狭の父
若狭
若狭
若狭
霖のお母さん
霖のお母さん
霖のお母さん
そのあとの記憶は全くない
聞いた話だと
後から駆け付けてきてくれた 霖の兄たちが助けてくれたそうだった
1週間後
あれから怖くなって家には1度も帰ってない
だからといって霖の家にも行っていない
友達の家で2日過ごした後野宿したりして生き延びてた
そして下校の時間
今日だけ家の前を歩いた
そしたら
若狭
若狭
霖
霖
若狭
霖
霖
霖
霖
若狭
霖
霖
霖
霖
若狭
若狭
霖
霖
若狭
自分よりも小さな女の子に慰められたのは初めてだった
そして霖の家に帰ると
霖
霖のお母さん
霖のお母さん
若狭
霖のお母さん
霖のお母さん
霖のお母さん
若狭
霖の母さんは俺を見てすぐ駆け寄ってくれて
抱き締めてくれた
それは母さんの温もりと同じだった
若狭
若狭
霖のおかげで自分の中で重かったものが取れた気がした
この日は絶対に忘れないと思った
そして中学校へ入るまで穏やかな日々を過ごしていた
けれど中学校に入ってから不良、半グレが沢山だった
その影響で俺も不良になった
初めて拳で人を殴ったとき
こんなに強かったんだと歓喜した
そしていつの間にか霖の家にも顔を出さなくなり
不良の頂点を目指すことしか考えていなかった
次第に仲間も増えそいつらと 一緒に過ごすことが当たり前になった
真一郎
真一郎
若狭
真一郎
若狭
若狭
真一郎
真一郎
若狭
若狭
真一郎
若狭
真一郎
若狭
真一郎
真一郎
若狭
真一郎
〜〜〜♪♪
真一郎
若狭
若狭
若狭
若狭
真一郎
若狭
若狭
若狭
電話をかけてきたのは霖の兄だった
内容を聞いて頭が真っ白になった
真一郎
真一郎
真ちゃんに何も言わずに店を出てある場所へ向かった
ガラッ
若狭
霖
若狭
若狭
若狭
病院のベッドには顔に布が掛かった 霖の母さんが横になっていた
霖
霖
霖
霖
若狭
若狭
霖
若狭
霖
霖
霖
若狭
若狭
霖
霖
若狭
霖
霖
霖
霖
若狭
霖
霖
若狭
若狭
霖
霖
霖
霖
若狭
霖
霖
霖
霖
霖
若狭
淡々と説明だけして行って帰って行った
なんで?
あいつは悲しくないの?
なんであんなに冷静でいられるの?
全てがどうでも良くなって
明後日の葬儀に出たら死のう
そう考えていた
その日はすぐにやってきて
霖の母さんと最後のお別れだった
隣に座っている霖は涙ひとつも流さなかった
若狭
若狭
そう心の中で伝えた
そのあと葬儀のちょっとした片付けで 皆より帰りが遅くなってしまった
若狭
若狭
後悔した
もっとあの人と時間を取りたかった
俺の人生を変えてくれた人に
ちゃんとお礼をしたかった
自分の行いを振り返って後悔しながら 駐車場へ向かおうとしたら
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
若狭
霖はずっと俯いたままだった
顔が長い前髪で隠れるせいで表情もわからなかった
若狭
若狭
何度も名前を呼んでも返事がない
諦めてポッケに手を突っ込み タバコの箱を取り出したそのとき
霖
若狭
霖
霖
霖は震えた声で続いた
霖
若狭
霖
霖
霖
霖
霖
手に握っていたタバコの箱を片手で握りつぶした
それほど俺の中で怒りが湧いた
今まで信じていた霖の爺ちゃんが
まさか中学生の女を売って金を儲けてた
しかもその相手が俺の実の父
全てのことに理不尽さを覚えた
若狭
霖
こんなこと霖の母さんに申し訳ねぇけど
そりゃ、母さんの葬儀で悲しんでる暇じゃないわ
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
若狭
若狭
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
若狭
霖
霖
霖は静かに泣いた
何の癖だろう
声を殺していた
でもな、霖
それじゃあ誰にも届かないよ
霖が勇気出して言ってくれたのに
実際俺は何も出来なかった
生まれが違い過ぎる
俺に権力なんか持ってねえし
拳で解決できるような話でもない
俺ができることとすれば一つしかなかった
それは
殺しだ
でも霖の爺さんを殺せたとしても 俺はすぐ海外に行って逃亡しなきゃ命はないだろう
考えても考えても正解が見つからなかった
そして数日後
若狭
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
霖
霖
霖
霖
霖
霖
霖
若狭
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
若狭
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
若狭
若狭
若狭
霖
若狭
霖
霖
霖
それから
俺自身もおかしくなっていった
霖は今何を言っても聞いてくれるし
俺を信用しきってる
だからもっと自分の思うがままに操りたい
そんな黒く塗れた欲望に足を引っ張られた
若狭
若狭
数分前の喧嘩の途中
鉄パイプで頭を殴られた
そいつは勿論弱くて殴ったらすぐに倒れた
そして喧嘩を終えたあと路地裏でタバコを吸っていると
霖
若狭
霖
霖
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
霖
霖
若狭
俺だけを信用してればいいのに
買い物だって俺が行くし
お前の身の回りの世話もお前の世話も俺が…
霖
霖
若狭
若狭
霖
若狭
若狭
霖
霖
若狭
若狭
無理やり霖の手を引っ張った
霖
霖
霖
霖
若狭
若狭
霖
霖
霖
若狭
若狭
そのとき
霖の腹を殴った
霖
霖は地面に膝をつかせた
霖
霖
若狭
霖
霖
霖
若狭
霖
霖
霖
若狭
若狭
若狭
霖
霖
若狭
霖
あんなくだらない欲望のせいで
自分でも止められなかった
でも後悔はしてなかった
霖には申し訳ないけど
なんか、疲れたんだ
だから髪色もガラって変えて
霖が俺を見つけれないようにした
けど
数年後
たまたまデパートに立ち寄った
そして綺麗な人を見かけた
若狭
若狭
若狭
時が止まったと思った
また一段と綺麗になってあの人に似ていた霖がいた
若狭
もう関わらない
そう決めたのに
体が勝手に動いて
口が勝手に喋った
そしたら前と変わらない素振りで
「ワカくん」って
でも霖には真ちゃんの腹違いの弟
イザナがいた
でもいい
あいつの顔が見れたから
今度あいつの店に行くって言ったから
その時またちゃんと謝ろう
もうあの関係に戻れなくたって
俺は霖の顔が見れるだけで
それ以上のこととひとつを除くこと以外は願わない
だから
その男だけはやめて
♡50