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仮面の中の正義

第2話 - 第二話〈重要な選択〉

2025年12月07日

#ヒーロー

#バトル

#成長物語

#ホラー

#現代ファンタジー

アカヒ

第二話〈重要な選択〉

赤和

(昨日のは、
なんだったんだ..)

赤和

(あの謎の男は
なぜ俺にあんなことを？)

赤和は昨日のことで頭が混乱している。

山谷

『お前今日の夜は
空いてるのか？』

山谷

『久しぶりに、
飯くいに行こうぜ！』

赤和

『今日の夜は
空いてない！』

赤和はとっさに答えた。

山谷

『えぇ〜、またかよぉ』

山谷

『お前、ノリ悪いぞぉ』

関場

『まぁ、しかたないな』

赤和

『ほんとすまん！』

山谷

『しゃーない、俺は一平と
二人で行くからいいよ』

関場

『えぇ』

赤和

...

〘 11時28分〙昨日の公園到着

赤和

(つい来てしまった)

赤和

(正義になるチャンスとか
意味わかんないけど、
気になる)

黒い仮面の男

『素晴らしいねぇ』

赤和

？！

黒い仮面の男

『本当に来たとはねぇ』

赤和

『いつの間に、』

黒い仮面の男

『ずっといたさ、』

黒い仮面の男

『私の見込みどうり』

赤和

？

黒い仮面の男

『君は本当に来てくれた』

黒い仮面の男

『実は、昨日君を誘った夜も勧誘した人と会う予定だったんだけど』

黒い仮面の男

『バックレられた
からねぇ』

黒い仮面の男

『君が来てくれて
嬉しいよ』

赤和

『でぇ！』

赤和の声がその場を静まらせた。

赤和

『昨日言ってた
正義ってなんだよ？』

黒い仮面の男

『そうそう、
その話をしなくては』

黒い仮面の男は赤和にゆっくり近づきながら語り始めた。

黒い仮面の男

『正義とは一体何か？』

黒い仮面の男

『私はよく考えるんだ』

黒い仮面の男

『何十年も考えた』

黒い仮面の男

『そして導き出された
答えはそう、』

黒い仮面の男

『戦うことさぁ！』

赤和

...

赤和は意味不明な答えに呆れた。

赤和

『なんだよ
戦うことって、』

赤和

『ヒーローみたいに
戦うってことか？』

赤和

『馬鹿じゃねぇの？』

赤和

『それは、お子ちゃまが
考える正義だぞ！』

黒い仮面の男

『まぁ、一旦聞け』

赤和

『なんだよ、』

黒い仮面の男

『正義をどう捉えようが
それは君の勝手だ』

黒い仮面の男

『ただ、君がここに
居るってことは』

黒い仮面の男

『正義になりたくて
来たんだろ？』

赤和

(そうだ、そうだった)

赤和は黙り込んで考えていた。

赤和

(俺は心のどこかで正義
と言う言葉にどこか
期待をして、ここに来た)

黒い仮面の男

『どうなんだ？』

赤和

『ｷﾆﾅﾙ』

黒い仮面の男

『ん？』

赤和

『気になるよ！』

黒い仮面の男

『ふw』

黒い仮面の男は笑った。

赤和

『なんだよ、』

黒い仮面の男

『本当にそれだけか？』

赤和

『それは、』

黒い仮面の男

『表情でわかる』

黒い仮面の男

『気になるどころじゃないだろ？』

黒い仮面の男

『なりたいんだろ！』

赤和

『そうだよ！』

黒い仮面の男の発言につい本音が出てしまった。

赤和

『俺にもう一度
チャンスをくれ！』

赤和

『そのために
ここに来たんだ！』

黒い仮面の男

『ふふw』

黒い仮面の男

『私が来た理由も同様、』

黒い仮面の男

『君にあげるために
ここに来たんだよ』

赤和

『やっぱりなにか
あるのか？』

黒い仮面の男

『君にこれを
プレゼントしよう』

赤和

『これは？』

黒い仮面の男

『見たら分からないのか？』

黒い仮面の男

『仮面だよ！』

赤和

『仮面..』

黒い仮面の男

『まぁこの先、』

黒い仮面の男

『正義を果たさなければ
ならない時が来る、』

黒い仮面の男

『その時にこの仮面をつけるんだ』

赤和

『この仮面を？』

黒い仮面の男

『そうだ』

黒い仮面の男

『その仮面をつけた時、』

黒い仮面の男

『君は初めて
正義になれる』

赤和

『お、おう』

黒い仮面の男

『まぁそういうことで』

黒い仮面の男

『私はこの辺で
おさらばするよ』

赤和

『あ、あの！』

赤和は声を上げた。

赤和

『この先、
どうなるんですか？』

黒い仮面の男

『さぁね』

赤和

(さぁねってなんだよ)

黒い仮面の男

『あぁ！』

赤和

！？

黒い仮面の男

『これもあげないと』

赤和

『黒いガラケー？』

黒い仮面の男

『連絡取りたい時は
そのガラケーを使え』

黒い仮面の男

『ちなみに連絡先は
もう入っている』

黒い仮面の男

『では、私はこの辺で』

赤和

『え！』

黒い仮面の男

『そういえば、まだ名前を聞いていなかったね？』

赤和

『あぁ、赤和です』

黒い仮面の男

『赤和くんね、
覚えておくよ』

そう言うと黒い仮面の男は闇に姿を消してった。

赤和

(俺が、正義になるのか)

赤和はまだ知らなかった、この先に続いている過酷な道に。恐ろしい残酷な道に、

つづく

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