今回はリク目線からです! それではどーぞ😉
兄ちゃんに嫌われた。
僕の大好きな初恋の人。
こんな恋ダメだってわかってる
でも
片想いでもいいから
好きでいたい
バレてもいい
兄ちゃんはそれだけで僕のこと
嫌いになるような人じゃない
ずっと一緒に居るから分かる
そのはずだったんだけど...
何故か僕は
兄ちゃんに嫌われた
寂しかった
辛かった
僕は兄ちゃんのこと大好きなのに...
〜ドアの向こうから〜
陸
ねぇ兄ちゃん...
陸
ホント、僕何かした?
陸
マジで教えて
陸
直すから
朔
お前は何も悪くないんだよ...
陸
じゃあなんで僕を嫌いになるの?
陸
なんで僕を避けるの。
朔
嫌いじゃないって言ってるだろ...
朔
嫌いじゃないから
朔
嫌いじゃないから避けるしかなくなったんだよ
陸
そんなの意味わかんないよ
陸
今まではなんだったの?
陸
嫌いだったから
陸
避けなくて平気だったの?
朔
そういう訳じゃないけど...
陸
兄ちゃん
陸
僕、兄ちゃんの事大好きだよ
朔
...期待するからやめろ...
陸
期待じゃないよ
陸
そういう意味だから
陸
恋人になって欲しいの
朔
っ...バカじゃないの...
朔
男同士だぞ?
朔
無理に決まってんじゃんか
朔
慰めるためだか何だか知らねぇけど
朔
俺にそんな嘘は要らない
陸
じゃあやっぱり兄ちゃんは僕のことが嫌いになったんだね
朔
はぁ?
陸
こんなこと自分で言うのもアレだけど、
陸
僕ずっと、お前が僕のこと
陸
兄弟とか家族とか
陸
そういう意味以外で
陸
好きだって何となく気づいてた
陸
僕自体が朔の事そういうふうに見てたから
陸
絶対勘違い、って
陸
考えすぎだ、って思ってた
陸
だから告る気もなかった
陸
けどね
陸
こうなった以上告白するしかないと思ったんだよ
陸
だって僕
陸
大好きな朔に嫌われたくないから
朔
バレてたなら仕方ないな...
朔
俺、かなり前からお前のこと好きだった
朔
でも告白なんかしたら
朔
陸は困るから
朔
大好きな人は困らせたくないって
朔
でも今日な、
朔
もう無理だ、って思ったんだ
朔
これ以上お前と一緒にいたら
朔
いつか想いを全部伝えて
朔
それ以上のことをしてしまう気がして
朔
自分を抑えるのが精一杯で
朔
結果陸のこと嫌いになるしかないんだなって思っちゃったんだ
朔
だから俺は陸と距離を置くことにした
朔
でも俺らは双子
朔
学校では会わなくても
朔
家では必ず会わなきゃいけないんだ
朔
朝ごはん
朔
夕飯
朔
寝る時
朔
本当に俺らはずっと一緒だったから
朔
離れるなんて無理だったんだ
朔
だからこうして伝えられて
朔
スッキリした。
朔
陸。
朔
大好きだよ。
朔
男同士だし
朔
それ以前に兄弟だけど
朔
俺はそんなん関係なく
朔
陸と幸せになりたい
朔
俺は陸の
朔
恋人になりたい
陸
僕も兄ちゃんの恋人になりたい...
陸
嬉しいよ...
朔
付き合うなら
朔
もう兄ちゃんって呼ぶな
朔
名前で呼んでくれ...
陸
もー、じゃあ朔も僕のこと陸って呼んで...?
朔
俺はちょくちょく呼んでるけどなぁ笑
陸
癖が抜けなかったらごめんね笑
朔
なぁ陸
朔
ずっとドア挟んで会話してたの忘れてた
朔
入ってこい。
朔
母さんに聞かれちゃ困る
陸
たしかにーw
陸
じゃあお邪魔しまーす
朔
お邪魔しますってなんだよw
朔
お前の部屋でもあるだろw
陸
いやー、なんか占領されちゃったからさーw
朔
陸...こっち見て
陸
ん?
チュッ…///
陸
ん……///
陸
ちょっと朔!
陸
不意打ちやめてよ!
朔
ベッドに寝て。
陸
ん、
陸
これでいい?
朔
添い寝しよ。いつもしてるけど。
陸
さっき兄ちゃんが言った、
陸
「それ以上のこと」はしないの?
朔
まだしない。
朔
今は他の家族が家にいるだろ
陸
母さんとか?
朔
そうそう
朔
そういうのは二人きりの時にしよう
陸
する気満々なのねw
朔
嫌?
陸
嫌なわけないでしょ。
陸
今更僕に気遣わないで?
陸
今まで通りでいいよ。
陸
でも...
陸
もう僕の前で、
陸
あの子可愛いとか言わないで欲しいな…
陸
...嫉妬しちゃう...///
朔
かっわいいやつだなぁお前は!
ワシャワシャ
陸
兄ちゃん、
陸
甘えてもいい?
朔
どんどん甘えろよ
朔
俺の前では強がらなくていい。
朔
お前は俺の恋人だけど
朔
弟でもあるんだからな?
陸
ありがとう朔。
陸
大好きだよ。
朔
俺も大好きだよ。
朔
これからもずっと一緒に居ような、
陸
うん!
チュッ…///
朔
わっ///
朔
陸お前さっき自分で不意打ちはやめろって言っただろw
陸
ふふっ、
陸
仕返しだよっ☆
朔
☆つけんなw
陸
じゃあ昼寝しよっか
朔
2人して部活サボっちゃったもんなw
陸
朔
陸
ギュッてして
朔
懐かしいな。
陸
うん。
陸
昔は朔、何かにつけて
陸
「お兄ちゃんになんでも言ってごらんー」って言って
陸
僕のことこうやって抱きしめてたよねw
朔
いやハズいハズい、
朔
今そんなこと思い出すなよw
陸
なんでも覚えてるよ
陸
昔、朔が友達とケンカして、僕までその友達と仲悪くなったこととか
陸
僕が弟なのに、僕の方が兄ちゃんの事守ってたこととか
陸
兄ちゃんとのことは全部覚えてる
朔
俺も…
朔
陸、眠い、?
陸
ん、ちょっと眠い
朔
じゃあ電気消そうか
朔
おやすみ
陸
おやすみ
ギュッ