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桃子ちゃんの容姿は短めの焦げ茶色の髪に、桃色の瞳、羽織は白いの三角模様が入ったオレンジとピンクのグラーデーションという設定です💭💞
善逸と出会って数年が経った。
私は最終選別で生き残り、
やっと一般隊士に なる事が出来た。
我妻善逸
桑島慈悟郎
旅立ちの日も 2人の喧嘩?は相変わらず。
その"日常"を見るのも これが最後だと思うと、
とても名残惜しい 気持ちになった。
染井桃子
桑島慈悟郎
我妻善逸
腰には念願の日輪刀、
懐には善逸に 持たされた桃が一つ。
兄弟弟子とお揃いの 桃色と橙色の羽織を、
真新しい隊服の 上から羽織って、
私は屋敷を出た。
それから私は 時には怪我を負い、
時には死にかけながらも、
どうにか生きて 鬼を倒していった。
善逸とは今も 文のやり取りをしている。
誕生日には文と共に 硝子細工の簪をくれたっけ。
私に続いて1年半後頃には 善逸も入隊したと報告もあり、
またいつか 会えたらなと思っていた。
屋敷の桃の味を 恋しく思いながら、
怪我の経過を診てもらいに 蝶屋敷に行った日。
再会は思わぬ形で起こった。
我妻善逸
竈門禰󠄀豆子
可愛らしい女の子と 久しぶりに見た黄金色。
女の子は鬼…? でも日の下にいるし…。
それより良かった、善逸は 良い女性と出会えたんだね。
そう上っ面だけの言葉を並べる 頭とは反して、
頬には温い液体が伝う。
染井桃子
艶やかな黒髪は 私の焦げ茶色の髪と違って長く、
私と同じ桃色の瞳は 同じとは思えない程あでやか。
その子がこっちに気付いて 顔を上げたので、
私は素早く 塀の外に身を隠した。
我妻善逸
竈門禰󠄀豆子
我妻善逸
バクバクと鳴る心臓は 善逸なら聞こえてしまう。
私は急いで 蝶屋敷から離れた。