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今日は修学旅行最終日。 楽しかった時間もとっくに過ぎて、長かったはずなのに、とてもすぐに終わってしまった。
シュウナ
思わずため息をつく。そんな私に、隣でバスに揺れながら寝ていたはずのエイコが話しかけてきた。
エイコ
エイコ
シュウナ
シュウナ
エイコ
エイコ
シュウナ
エイコ
シュウナ
エイコのふわふわした話し方と、溜まっていた疲れのせいか、それともバスに乗ってるからか、私は一気に眠くなってきた。
エイコ
シュウナ
エイコ
シュウナ
そうして私はそのまま目を閉じた。
突然、バスが急停止する音と、周りのざわめき声で目が覚めた。
シュウナ
エイコ
エイコ
シュウナ
寝起きでエイコの言っている意味がよく分からない。 空港につかない?そんなわけないだろう。 バスガイドもいるし、バスの運転手もちゃんとした人だった。
シュウナ
バス車内から見た景色は、寝る前に見た光景と全然変わっていて。 辺りは暗いし、バスで来れるのか?ってほどの森の中に私たちはいた。
エイコ
シュウナ
エイコ
エイコはオカルト話等が大好きだ。でもだいたい嘘っぽいし、私は正直信じられないし、楽しめない。
エイコ
シュウナ
エイコ
そうエイコが言った途端、クラスの男子が騒ぎ出した。
男子
こんな森に……と思ったが、見てみると、すごく大きい建物が確かにそこに存在していた。
そしてバスは建物に近づいて、先生たちはバスから降り、建物の中に入っていった……
あの後、先生達は建物の人達と話したらしく、森に迷い込んだ私たちを泊めてくれることになった。
そしてここはホテルらしく、私たちが修学旅行で利用したものよりずっと豪華で、個室もすごく広かった。
シュウナ
エイコ
そう言って、エイコは私にスマホの画面を見せつけてきた。
エイコ
シュウナ
エイコ
エイコ
シュウナ
エイコが言うには、 森に迷い込んだら抜け出せない。その代わり、自分たちが生活に困らないような場所が現れる。 しかも、まず森に迷い込んだ原因は、一緒に居た誰かが森を呼び込んだことらしく、その人を正しい方法で罰さない限り、抜け出すことは出来ない。らしい。
エイコ
シュウナ
エイコ
シュウナ
ふと、時計に目をやった。どうやらもう日付をまたいでいたらしく、もう寝ようかと言う前に、違和感に気づいた。
シュウナ
エイコ
シュウナ
なんで日付、変わってないの???