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PM2:00
リビング
ミラ
ミラ
ミラ
ミラ
ミラ
ミラ
ミラ
ミラ
ミラ
ミラ
私は家を出た
数分後
私は駅のホームで電車を待っている
ミラ
こう見えて実は駅メロとか大好きな一般人
撮り鉄でもないし、メロディーを録音するわけでもないが、電車で旅行する前と後にはついついメロディーの動画を漁りがちだ
エゴサ感覚で探している
ミラ
ミラ
ミラ
ミラ
ミラ
楽しみなのか、楽しみじゃないのか、自分でも分からなかった
行きたいし、行きたくない
矛盾しているが、そんなことを気にしてはいられない
悲しい事実をまた見るのは嫌だが、向こうの雰囲気自体は好きだ
だから私は今、ホームに立っているのだろう
てんてんてんてんてんてんてんてんてててててんてれれん♪
てんてんてんてんてんてんてんてんてんてれてんてれれん♪
ミラ
てんてれれんてんてんてれれんて てててててんてれれん♪
てててててててててんてんてんてん てんてれてんてんてれれん♪
電車が向こうから音をあげて来た
ミラ
ミラ
私が今から向かうのは私の実家だ
私の実家は水無月龍女町(みなづきりゅうめちょう/旧:龍女町)にある
私は小学6年生で龍女町から別の町へ引っ越して大学に入る時にこっちへ引っ越してきた
こっちに引っ越す時、家族は龍女町へ戻った
もうこれは4年近く前の話だ
ミラ
ドアが開き、私は電車に乗り込んだ
車内
ミラ
水無月龍女行きはあまり人が乗らないが、研究者らしき人はよく見かける
確かに歴史的な町だから研究者が来てもおかしくない
なんなら来ないほうがおかしいかもしれない
ドアが閉まります
ミラ
ミラ
こうして私の2泊3日の旅が始まった
揺れに心地よさを覚え眠気が襲いかかってきた頃、ふと私は目が覚めた
次はSYNR四滝駅~
ミラ
窓の外を見ると住宅地や田んぼが見えた
典型的な微田舎だ
ちなみにSYNRは「さよなら」ではなく、「エスワイエヌアール」でもなく、「シナール」と読むらしい
近くに「シナール橋」というものすごく綺麗で大きな橋があるかららしい
ミラ
終点の水無月龍女駅まではあと2時間弱ある
私はスマホで話でも書くことにした