TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

数時間後

次は、終点、水無月龍女~

ミラ

(もう終点か)

終点であり、目的地でもある水無月龍女駅にいよいよ着くとアナウンスされた

私は荷物を整理し、すぐに出れるよう準備をした

ミラ

(水無月龍女……長くね?駅名)

ミラ

(町の名前がそうだからしょうがないけど)

ミラ

(町の名前が長くなったのはあの日の事件のせいだ)

ミラ

(もし時を戻せるならあれを防いで龍女駅にしたい)

ミラ

(しょうもない理由かもしれないけど、防ぐのは別に悪いことじゃないし)

ミラ

(あ、そうこうしているうちにホームが見えてきた)

私は荷物を握りしめ、覚悟を決めた

キイイイイ

ガタン

ドアが開いた

私は急いで外にでた

水無月龍女駅

ミラ

あ、あぁ、、

当時とあまり変わらない駅のホームに懐かしさを覚えながらも、あの日のことを思い出してしまう

ミラ

こうなるなら来なければ良かったのに、、

ミラ

でもなんか来たかったし、、

ミラ

今回はしょうがないから実家まで行こう

ミラ

ここで諦めたらきっと後悔するし!

覚悟を決めて歩き出した

ミラ

切符です

私は駅員さんに切符を見せた

駅員

はいどうぞー

駅員

お気をつけてー

ミラ

ありがとうございます

そう、田舎には自動改札機など無いのだ

駅員さんに一回一回見せなければいけない

都会の人には分からないかもしれないが、声の調子や言葉、仕草などで駅員さんの機嫌がまるわかりだ

水無月龍女駅の駅員さんはalways優しいから性格もいいんだろう

駅員

あ、そういえばお客様

ミラ

はい?

駅員

水無月龍女町にいらっしゃったことはありますか?

ミラ

あ、えっと……

ミラ

龍女町から水無月龍女町に変わってからは初めて来ました

駅員

そうですか

駅員

注意事項があるのですが、大雨の後や大雨が降っている時は近付かない方が安全です

ミラ

ああ、あれですよね、あの日

駅員

よくご存知ですね

ミラ

まあこう見えてもここ出身なんでね

駅員

なるほど…通りで慣れているような感じだったんですね

ミラ

そう見えます?なんかありがとうございますw

駅員

見えますよwやっぱり地元民は違いますねw

ミラ

www

駅員

あ、そうだ

駅員

一応地図渡しますね

ミラ

ありがとうございます!

駅員さんに地図を手渡された

その地図は龍女町の頃とはほとんど変わりなかった

駅員

何かお困りになりましたら地図を頼ってくださいね

ミラ

はい

駅員

では改めまして、お気をつけて~

ミラ

いってきまーす

私は駅を出た

水無月龍女町

ミラ

やっぱりのどかでいいな……

鳥のさえずりが聞こえる

向こうではあまり聞けないから余計にレアに感じてしまう

少し前まで当たり前だったのに……

ミラ

実家行かなきゃ

私は実家の方角へと歩き出した

巳間豆みちヱ

久しぶりだね~ミラちゃん

声が聞こえたほうを向くと、小さな頃によく一緒に散歩していたみちヱさんがいた

ミラ

お久しぶりです!みちヱさん、元気そうで良かったです~!

巳間豆みちヱ

まだまだ私も大丈夫さ~84歳だけど全然まだ動けるよ~

ミラ

84!?みちヱさんずいぶん若々しいですけど……

巳間豆みちヱ

そりゃあ私は健康に気を使っているからねぇ

巳間豆みちヱ

まだまだお迎えはいらんよ~?w

ミラ

強いですねw流石!

巳間豆みちヱ

ところでミラちゃんも成長したねぇ、、今何歳?

ミラ

今は大学3年生で20歳です!

巳間豆みちヱ

お!お酒飲めるねぇ!

巳間豆みちヱ

ミラちゃんといつか乾杯したいと思っていたんだ~

ミラ

今からしますか?うちで

巳間豆みちヱ

良いのかい?ありがとうね!

巳間豆みちヱ

やっぱりミラちゃんは優しいねぇ

ミラ

えへへ、wみちヱさんも優しいですよ!

巳間豆みちヱ

私?あらずいぶんとお世辞もお上手になっちゃって~wその話術があるってことは、、彼氏いるんでしょ?

ミラ

いや~残念ながらいないんですよね~w

巳間豆みちヱ

おっと失礼、、ま、とりあえず頑張れ!

ミラ

ありがとうございます!みちヱさん!

ミラ

じゃあ立ち話もあれなんで、うち行きましょ!

巳間豆みちヱ

そうねぇ~そうさせてもらうわね!

私達は色々な話をしながら実家へ向かった

大学のこと、都会暮らしのこと、恋愛のこと……

みちヱさんだからこそ、包み隠さず話せた

……あの事以外は

eternal children.~永遠の子供達~

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

50

コメント

5

ユーザー

ん?なんか不安な感じ?(?)

ユーザー

ちょっと不穏が見えてきたか……?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚