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4.家政婦のお仕事(後編)
ノア
目が覚めると、私は知らない路地に横たわっていた。
ノア
物音1つ聞こえない路地に、私の声だけが静かに響く。
ノア
私は、今にも雨が降りそうな夜空を見上げ、ため息を吐く。
急に知らない場所に飛ばされたと言うのに、ここまで冷静でいられるのは、 きっと神様の気まぐれだとわかっているから。
私は神に仕える、いわゆる「天使」だった。
だけど天使にも階級があり、私はその階級が低いにも関わらず、 大きな役割を背負わされたり、神の気まぐれに振り回される日々を送っていた
辛かったけど、頑張ればきっと報われると信じて、 多忙な日々に耐えてきた。
そして私はまた、なんらかの失敗を犯してしまい、 寝てる間に捨てられたと言う訳。
ノア
私は出来るだけ人通りの多い道に出て、町の様子を伺う。
だけど、建物の明かりを見る限り、みんなが眠りにつく時間。
助けてくれそうな人がいるはずも無く、 ポツポツと雨が降り始める。
次第に雨も強くなり、人通りも無いに等しくなった。
大雨が降りしきる中、私はその場に座り込む。
濡れた路地裏の床が、やけに冷たく感じる。
私は目を伏せる。 そして、ただ時間が過ぎるのを待った。
村田 優生
ノア
ノア
ノア
浴槽用の洗剤を、スポンジに馴染ませ、丁寧に浴槽を擦る。
ノア
少しだけざらつく場所もあるものの、基本的には 2、3回擦れば綺麗に落ちる。
ノア
お兄さんの部屋は、物が少なく掃除も短時間で終わらすことが出来た。
ベッドの下に何やら水着のお姉さんの雑誌が、、 もちろん、本棚に綺麗に並べておきました!
ノア
冷蔵庫からあらかじめ取り出しておいた食材を調理し、綺麗に盛り付ける。
ノア
ラップをして冷蔵庫にしまい、 適当にお昼ご飯を食べる。
ノア
続く